「肩に今までに感じたことのない違和感」
ネッツのカイリー・アービングが2019-20シーズン残りの全試合を欠場することが決定した。ジェネラルマネージャーのショーン・マークスによれば、アービングは負傷した肩の修復のため内視鏡手術を受ける予定だという。
アービングは11月4日に最初に右肩を負傷し、インピンジメント症候群と診断された。11月中旬から25試合を欠場、コルチゾンン注射を打ち1月初旬に復帰したが、先日再び悪化させてしまった。
アービングは自身のケガについて、「肩に今までに感じたことのない違和感があって、ジャンプシュートを打とうとしても肩が全然上がらない」と記者に語っていた。
アービングは復帰してからの9試合で平均26.0得点、5.4アシスト、フィールドゴール成功率53.0%、3ポイントシュート成功率49.0%を記録し、1月31日のブルズ戦では54得点を挙げる活躍を見せていた。
手術に踏み切ったことについてマークスは「選手の長期的な健康がプライオリティだ。カイリーはコルチゾンン注射を打って様子を見ると譲らなかったが、我々は大局的な視野が必要だ」とコメント。
ヘッドコーチのケニー・アトキンソンはエースの長期離脱に落胆を隠せない。「チームとしていろいろ試したいことがあった。時間をかけてチームのケミストリーを構築し、カイリーの良さを引き出したかったんだ。しかし、その機会は失われてしまった」
ネッツは去年のオフシーズン、3億ドルを投入してアービングとケビン・デュラントを獲得。デュラントの今シーズン全休は既に予想されていたが、ここにきてアービングも欠場となったことはあまりにも痛い。
現在東カンファレンス8位につけているネッツだが、プレーオフ出場へ暗雲が立ち込めている。