故郷でのコーチ業を視野にヤング・レイカーズを支えるアンドリュー・ボーガット

2017/11/29
NBA&海外
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写真=Getty Images

日本代表にとって厄介な敵になる可能性も?

昨日、33歳の誕生日を迎えたアンドリュー・ボーガット。2005年のNBAドラフトで全体1位指名でバックスに入団してから12年、バックスで実力を磨き、ウォリアーズでタイトル獲得を経験し、マブスとキャブズを経て今シーズンからレイカーズでプレーしている。若手主体で再建中のレイカーズにとって、ボーガットの経験とリーダーシップは大きな力だ。

ブルック・ロペス、ジュリアス・ランドルーに続くセンターの3番手というのがレイカーズでの彼の立ち位置。プレータイムは8.2分とこれまでより激減しているが、若手が気兼ねなくプレーできる環境を作ってやるというベテランの役割を、ボーガットは進んで受け入れている。

まだ老いるには早い彼がそうしているのは、ひざの状態が万全には程遠いからだ。2015-16シーズンのファイナルで左ひざを痛めたボーガットは、その直後に行われたリオ五輪に出場するために相当な無理をした。その結果、オーストラリア代表は準決勝進出と躍進するのだが、ボーガットはそのツケを払わされる形で、昨シーズンは不遇の1年を過ごした。

それでも今の彼は意欲的に自らの役割をこなしている。コートに立てば全力を尽くすが、ベンチでサポート役に回り、周囲を観察して次のチャレンジへの糧を得ようとしているのだ。ボーガットはコーチへと転身する自分の姿を思い描いている。

「いずれどこかのタイミングでコーチをやるつもりだ」とボーガットは言う。「でもそれはNBAじゃない。NBAはプレーヤーにとっては最高のリーグだけど、コーチには厳しすぎる。家族のことも考えると、あまり現実的じゃない」

彼が思い描くのは、指導者としてオーストラリアに戻り、NBAで得た経験を還元することだ。「特に代表チーム、そのアンダーカテゴリーを指導できたらいいね。僕はお金のために働く必要がないから、自分が興味を持てて、これまでの経験を生かせることをしたい。プロアスリートにとって、その競技の指導者になることは最善のセカンドキャリアだと思う。僕はこれまで、やりたいことは必ず実現してきた。まだ何年も先のことだと思うけど、実現させたい」

27日、日本代表はワールドカップ予選でオーストラリアに敗れている。今後もアジア地区に編入されている限り、オーストラリアは大きな壁として立ちはだかるはずだ。ただでさえ強いオーストラリアの、次の世代を担う若手をNBAでの経験豊富なボーガットが指導するとなれば、これは強大な敵となる。いずれ日本代表と対戦するオーストラリアを率いるヘッドコーチがボーガット、ということもあるかもしれない。