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車や家というステータスにこだわらない現代っ子

大金を稼ぐプロアスリートならば、大型契約を手にした後には超高級車、あるいは大邸宅を購入するケースが多い。だが、セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、この例に当てはまらないようだ。

先月シクサーズと5年総額1億4800万ドル(約169億円)もの契約を結んだエンビードは、『ESPN』から高い買い物をしたかと聞かれると、「何も買っていない」と答えた。カメルーンに住む両親に新しい家を建ててあげたが、本人は自分へのご褒美には関心がないそうだ。

「僕は運転しないから自動車はいらないし。必要なのは超大型テレビとゲームぐらいかな」

日本でも『若者の車離れ』が社会現象化しているが、世代によって価値観も異なるということなのだろう。NBAスター選手候補としては、身体のサイズと反比例して小さくまとまってしまっているのかもしれないが、まさに現代っ子を代表する考え方の持ち主だ。