好調の八村にアクシデント
ウイザーズがピストンズのホームに乗り込んだ一戦。八村塁は3本のフィールドゴールをすべて成功させ、第1クォーターだけで7得点を挙げる活躍を見せたが、第2クォーター終盤に鼠径部を痛め、後半を欠場した。
開始2分、リバウンド争いに参加した八村は味方がチップしたボールを獲得し、そのままダンクを決めて初得点を記録。直後、マッチアップするマーキーフ・モリスに走られ失点を許したが、ブラッドリー・ビールとの合わせからミドルシュートを沈め、すぐさま入れ返した。
その後もスクリーンやディフェンスを中心に献身的なプレーを続けた八村。残り6分には、スクリーンにいくと見せかけてコーナーに開き、ベースラインを破ってファウルをもらいながらリバースレイアップを決め3点プレーを完成させた。
The Rui-kie! pic.twitter.com/D6Nnycw8tN
— Washington Wizards (@WashWizards) December 17, 2019
ケガから復帰したアイザイア・トーマスやビールが高確率でシュートを決め続け、ハイスコアリングゲームを牽引。ウィザーズが主導権を握りリードする展開が続いたが、前半終了間際に八村にアクシデントが訪れる。
第2クォーター残り20秒、ディフェンスリバウンドに飛び込んだ際にチームメイトのアイザック・ボンガの右足が股間に入り、八村はその場でうずくまった。その後、前半終了まではプレーを続けたが、後半は欠場となった。
ウィザーズは八村の穴を埋めるべく、ベンチメンバーも奮闘。ダービス・ベルターンズの17得点を筆頭に4人が9得点以上を記録するなど、チーム一丸でリードを保った。
そして、終盤まで1、2ポゼッション差の拮抗した展開が続いたが、トーマスの3ポイントシュート、ダービス・ベルターンズの4点プレーなど、勝負どころで3ポイントシュートが効果的に決まり、最終スコア133-119で勝利した。
鼠径部の打撲により八村が後半を欠場したにもかかわらず、ビールが35得点10アシストとエースの働きを見せ、ケガから復帰したトーマスがビールに次ぐ23得点を挙げて連敗を4でストップしたことはチームにとって大きな意味を持つ。
八村のケガが軽傷であることを願うばかりだが、ここまでビールに次ぐ平均28.8分間の出場とフル稼働だったこともあり、身体を休める良い機会ととらえてもいいかもしれない。
Closing out the road-trip strong! ?
Beal 35p-10a
Thomas 23p-6a
Bertans 17p
Brown, Smith 10p#WizPistons | #RepTheDistrict pic.twitter.com/tFC0U9xxWR— Washington Wizards (@WashWizards) December 17, 2019