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レブロン・ジェームズとの衝突に対する裁定の結果、出場停止処分に

ウォリアーズvsキャバリアーズの第4戦、第4クォーターの終盤に『事件』は起こった。レブロン・ジェームズとの接触でコートに倒れたドレイモンド・グリーンが、直後に自分をまたいで行こうとするジェームズに対して手を出した。プレーオンのまま両者はゴール下でリバウンドを争い、そのまま小競り合いになった。

このシーンを調査した結果、グリーンには危険行為や非紳士的プレーを意味するフレイグラントファウル1が科されることに。グリーンはこのプレーオフで4度目のフレイグラントファウルとなり、累積によるペナルティで出場停止処分を受けることとなった。

当事者であるレブロン・ジェームズは「彼の口から出てきた言葉は少々度を越していた」とグリーンのトラッシュトーク(挑発)を批判したが、小競り合いのシーンについては「僕はただプレーを続行しようとしただけ」と素っ気ないコメントを残している。

ステファン・カリーは「不運だと思う。グリーンに誰かを傷付けるつもりはなかったはずだ」とチームメートを擁護しながらも、「グリーンがいる時と同じ気持ちで、自信を持って戦う。どの試合よりも強烈なエネルギーを持って試合に臨むつもりだ」と必勝を期した。

ウォリアーズにとってグリーンの欠場が大きな痛手であることは間違いないが、これまで何度もの危機をチームプレーで乗り越えてきた。指揮官のスティーブ・カーは「我々は選手層の厚いチームだし、ホームで戦える優位な立場にある」と強気の発言を残した。

期待したいのはディフェンス力に定評のあるアンドリュー・ボーガット、第4戦の逆転勝利のキーマンとなったアンダーソン・ヴァレジャオのセンター陣。そしてケガに苦しみながらこのファイナルに合わせて調子を上げているアンドレ・イグダーラだろうか。いずれにしても、起用法を含めて明日の試合が楽しみだ。

ちなみにキャブスでも処分を言い渡された者がいる。ヘッドコーチのタイロン・ルーは、第4戦の試合後の会見で、ウォリアーズのファウルを取らない審判を批判していた。これに対してリーグは2万5000ドルの罰金処分を科している。

グリーンからの挑発を批判したレブロンだが、彼にもテクニカルファウルが宣告された。