アルバルク東京が終盤でリバウンドを制し74-72でサンロッカーズ渋谷に逆転勝利

アルバルク東京が終盤でリバウンドを制し74-72でサンロッカーズ渋谷に逆転勝利

2019/12/12

アルバルク東京

残り時間1分10秒でA東京が逆転

12月11日、アルバルク東京はホームでサンロッカーズ渋谷と対戦。試合の大半で相手に主導権を握られる苦しい展開の中、第4クォーターに24-11と圧倒し、74-72で価値ある逆転勝利を挙げた。これで両チームとも14勝5敗で並んでいる。

試合は第1クォーター、SR渋谷のベンドラメ礼生がこのクォーターで3ポイントシュート3本成功を含む11得点をマーク。エースの活躍で先行したSR渋谷は、第2クォーターに入っても勢いを維持する。オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで杉浦佑成が3ポイントシュート。さらにターンオーバー奪取からベンドラメが速攻を決め、残り7分半で29-14と突き放す。そのままSR渋谷がリードを保ち、前半を11点リードで終える。

第3クォーター早々、SR渋谷はセバスチャン・サイズが3つ目のファウルを犯し、ベンチに下がることを余儀なくされる。これでゴール下のアドバンテージを得たA東京は、ケビン・ジョーンズを中心とした攻めで、残り1分には6点差に縮める。

だが、直後にSR渋谷は好調のベンドラメが3ポイントシュートを沈めると、さらに山内盛久がスティールを奪い、そのまま速攻を決めてリードを2桁に戻す。

劣勢が続くA東京だが、第4クォーターに入ると「オフェンスリバウンドが鍵で、前半に多く取られたが、後半になると特に第4クォーターでは取らせなかった。ディフェンスリバウンドをしっかりとって、よい形でオフェンスにつなげることができた」と指揮官ルカ・パヴィチェヴィッチが振り返るように、ようやく堅守からリズムをつかむ。

その結果、徐々に点差を縮めていくと、残り1分10秒に安藤誓哉がゴール下に切れ込むレイアップシュートでバスケット・カウントに。このフリースローを沈め、土壇場で74-72とついに逆転する。

サンロッカーズ渋谷

A東京にとってビッグゲームを制した価値ある1勝に

その後、両チームとも守備で踏ん張り、A東京の2点リードで残り10秒からSR渋谷のオフェンスに。ここでベンドラメがドライブをしかけて守備を収縮させ、コーナーでノーマークになった杉浦にパス。

試合後、SR渋谷の伊佐勉ヘッドコーチが「ファーストオプションは礼生のレイアップでしたが、最後はいい判断からいいシュートを打てました。ただ、結果として入らなかった」と語るように、理想的な形でのラストショットとなったが、惜しくも入らず。A東京は激闘を制した。

試合後、パヴィチェヴィッチは「試合序盤、悪いリズムになり10点のリードを奪われた。そこからずっと追いかける展開になったが、選手たちはあきらめずに粘り強く戦ってくれた」と勝因を語る。

また、「本当に強い相手からとても大事な試合をものにすることができた」と振り返り、この試合はA東京にとってビッグゲームを制した価値ある1勝と強調。その理由をこう続けた。

「ビッグゲームとは、まずビッグプレーヤーがいる試合だ。今日は多くのビッグプレーヤーがコートにいた。言及して忘れる選手がいるといけないから具体的な名前は言わない。ただ、多くのいい選手がビッグプレーを見せた」

「渋谷はとても激しく、アグレッシブなプレーにスタイルを変えた。そして、謙虚に言ってもアルバルクはBリーグを連覇していて、アジア王者だ。私たちのバスケットボールは悪くないはずだ。私の意見では、ビッグプレーヤーがよいバスケットボールで戦った。だから今日の試合はビッグゲームだ」

アルバルク東京

伊佐ヘッドコーチ「僕とルカコーチの差が出てしまいました」

一方、SR渋谷の伊佐ヘッドコーチは、「終始、自分たちのペースでゲームは進んでいましたが、大事なところでのターンオーバー、フリースローのミスが負けの原因です。そして、僕とルカコーチの差が出てしまいました」と総括する。

また、わずか11得点と失速した第4クォーターをこう語る。「勝負所を考えて、CJ(チャールズ・ジャクソン)と礼生を下げた時、オフェンスのリズムが少し狂ったのかと思います。その中でもファウルがもらえていましたが、フリースローが落ちすぎた(13本中6本成功のみ)のが想定外。僕のメンバーチェンジの失敗と、フリースローの失敗がかさなりました」

昨シーズン、SR渋谷はA東京相手に6戦全敗。しかし、今シーズンは前回の対戦を1勝1敗で終え、今日も試合の大半でリードし、勝ってもおかしくない展開だった。

「アルバルクさんは40分間、戦い続けないと勝てない相手。去年よりは戦えている。3試合やってそういう手応えはあります」と昨シーズンとの変化を、伊佐はポシティブにとらえている。

ただ、一方で「この手応えを勝ちに繋げないといけないですが、それは大変な仕事かと思います」と、差は縮まっても、そこから勝ちに持っていくことの厳しさを改めて認識する。

王者の底力、SR渋谷の成長をともに感じられた東京ダービー。この対決は、まだ3試合残っており、次戦1月22日がより楽しみになる激闘だった。

12月11日のB1 9試合の結果
千葉84-47北海道
A東京74-72SR渋谷
川崎97-70横浜
新潟72-82富山
三遠61-66三河
名古屋D78-70島根
滋賀67-57大阪
宇都宮81-63秋田
琉球80-60京都

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