デローザン「このチームは西で高い実力を持つチーム」
シーズン序盤に8連敗を喫するなど苦しんだスパーズが、7連勝と好調だったクリッパーズに勝利した。
11月29日にAT&Tセンターで行なわれた一戦は、ラマーカス・オルドリッジが17得点8リバウンド7アシスト4ブロック、デリック・ホワイトが17得点を決めてチームを牽引。西カンファレンス上位のクリッパーズを107-97で下して今シーズン7勝目をあげた。
15得点9リバウンド5アシスト3スティールの活躍で勝利に貢献したデマー・デローザンは「このチームは古豪なんかじゃない。このカンファレンスで高い実力を持つチーム。今日も競い合って、最終的には自分たちに勝利が転がり込んだ」とコメント。
1年前の夏にカワイ・レナードとのトレードでラプターズから移籍したデローザンは、同じトレードでスパーズに加わったヤコブ・パートルが第2クォーターに見せたハッスルプレーについて、「誰だろうとハッスルプレーやビッグなプレーを決めれば、フロアに立っている選手、ベンチにいる選手、観客に火を点けてくれる」と、称えた。
Six scored in double figures tonight as we picked up the home victory!
Highlights ?⤵️ pic.twitter.com/5Ebv9ykc6a
— San Antonio Spurs (@spurs) November 30, 2019
そして、この日はレナードにとってスパーズ退団後2度目のサンアントニオ凱旋だったが、ラプターズの一員としてやって来た今年の1月24日の試合と同様に、ブーイングで出迎えられた。
レナードは、サンアントニオのファンの反応について「何も思わなかった。単なるアウェーゲームの1試合のようにしか感じなかったね」と、淡々と答えた。
今シーズンはホームでも5勝6敗と負け越しているスパーズだが、優勝候補クリッパーズに勝てたことは大きい。嫌な流れを変えるには、この日のようなプレーを安定してやる必要があると、指揮官のグレッグ・ポポビッチは言う。
「全員がアグレッシブにプレーしていた。勝つために必要なプレーをしてくれた今日のようなプレーを、これからもやらないといけない」
12月はホームゲームが多く、敵地での連戦も一度のみと、日程に恵まれているスパーズが浮上できるかどうか、今後の試合に注目したい。