写真=Getty Images

レイカーズ史上10人目の永久欠番選手、引退まで20年在籍

9月12日、ロサンゼルス・レイカーズは、コービー・ブライアントが現役時代に着用した8番と24番の永久欠番化を発表した。永久欠番記念式典は、12月18日にステイプルズ・センターで行なわれるゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で行なわれる予定。

We'll honor @kobebryant's illustrious Lakers career by retiring his #8 & #24 during a halftime ceremony on Dec. 18th https://t.co/Qm9nPfH1Um

— Los Angeles Lakers (@Lakers) September 12, 2017

コービーは『レイカーズ公式HP』 に永久欠番の喜びを語った。

「イタリアで幼少期を過ごした頃、いつか自分のジャージーがレイカーズのアリーナに掲げられることを夢に見てきた。でも、まさか2つの番号が掲げられるなんて想像もしなかった。大きな名誉を授けてくれたレイカーズ、そして僕のプレーに熱狂してくれた世界中のファンの皆に感謝している」

以前はコービーの代理人を務め、現在はレイカーズのGMを任されているロブ・ペリンカは「コービーが球団に与えた影響力は計り知れない」と、その功績を称える。

「レイカーズを20年に渡り引っ張り続けた。『ショータイム』時代以降のレイカーズをNBAの最先端に導いてくれた。優勝以外にも個人賞を獲得した。彼の『マンバ・メンタリティ』は常に見習うべき精神で、成功に向かう我々に良い影響を与えてくれる。チームへの忠誠と献身こそ、彼をスポーツ史上もっとも象徴的なスーパースターにした要因だ。彼がバスケットボール、これからの世代に与える影響の大きさに周りが気づくには、まだ相当長い年月を必要とするだろう」

現役時代にNBA優勝5回(2000、2001、2002、2009、2010)を果たし、ファイナルMVP受賞2回(09、10)、オールスター選出18回、シーズンMVP受賞(2008)、オールNBAファーストチーム選出11回、オールディフェンシブ・ファーストチーム選出9回、オリンピック金メダル獲得(2008、2012)という輝かしい実績を残したコービーは、1つの球団に20年在籍したNBA史上初の選手になった。また、通算得点数でカリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387得点)、カール・マローン(3万6928得点)に次いでNBA歴代3位(3万3643得点)の数字を記録。有資格者となれば、バスケットボール殿堂入りも間違いない。