タイムシェアの徹底で好調の川崎、篠山竜青「セカンドユニットという考えがない」

タイムシェアの徹底で好調の川崎、篠山竜青「セカンドユニットという考えがない」

2019/10/31

篠山竜青

「どれだけ勝利に、優勝するためにハングリーになれるか」

川崎ブレイブサンダースは昨日、12月28日、29日に『エキサイティングチャージデー』を開催することを発表した。

『エキサイティングチャージデー』の発表と同時に、スペシャルユニフォームも披露された。このユニフォームの脇部分には選手一人ひとりの勝利への意気込みが刻まれている。

チームのキャプテンを務める篠山竜青の勝利への意気込みは『HUNGRY FOR VICTORY』。「どれだけ勝利に、優勝するためにハングリーになれるか。今年はやろうよ、ということで、この一言を入れさせてもらいました」と、この言葉を選んだ理由を話した。

Bリーグが開幕してからの過去3シーズン、開幕初年度に中地区優勝はしたものの、大きなタイトルはまだ獲得していない。念願のタイトル獲得に向けて、今シーズンの川崎は他チームで主力を張る選手が加入したり、ヘッドコーチが代わったりと大きな変化をもたらしている。

実際に川崎は開幕から10試合を終えて8勝2敗と好調なスタートを切っている。篠山は「毎試合ごとに活躍する選手が変わっている」ことが今の川崎の魅力の一つだという。

「調子が良い選手もいれば悪い選手もいて、その中でもこうやって勝ちを積み重ねています。さらに、ディフェンスの部分で失点を抑えることを遂行できているのが、今の自分たちの自信に繋がっています」

篠山竜青

「良い危機感、緊張感が今年はある」

過去3シーズンとの一番の違いについて「タイムシェアがかなり多い」ことだと篠山は言う。

川崎はこれまでの10試合中7試合で、ベンチ入りした選手全員がプレーしている。篠山も「新加入の選手や、既存の選手でも若手が成長しているおかげで、かなりタイムシェアはできていると思います」と手応えを感じている。まだ10試合を終えただけだが、篠山の平均プレータイムは昨シーズンよりも約4分減り、他の主力も同じように5分前後は短くなっている。

さらに外国籍選手についても「ニック(ファジーカス)とバランス良くスペースをシェアできている」と好印象だ。「そういう部分でタイムシェアと、誰が出てもディフェンスの強度が落ちない部分が、これまでのBリーグが始まってからの3シーズンとは違うと思います」

これまでの川崎は、セカンドユニットメンバーの層の薄さが弱みと言われていた。しかし、今シーズンのチームにおいては「不動のスターティング5の人もいなければ、セカンドユニットという考え方もない。そもそもセカンドユニットと言われて思い当たる人がいない」と篠山は断言する。

篠山が言うように、今シーズンの川崎は、誰が出てもプレーの強度が落ちないゲームを展開している。そのため先発を勝ち取るためには、今まで以上にチーム内競争が激しくなってくる。篠山は今まで不動の先発メンバーであったがその確約は今のチームにはない。

「本当に練習の中で競争を勝ち取っていかないと、プレータイムがもらえないのは誰もが一緒です。それは僕としては非常に良いことだと思いますし、良い危機感、緊張感が今年はあると感じています」

開幕から1カ月が経ち、勝ち星が先行してチームは良い状態で戦っている。それでもレギュラーシーズンはまだ50試合を残しており、ここから先には試練も訪れるだろう。それを乗り越えてチームバスケットの熟成を進め、来るべきチャンピオンシップで勝ち抜かなければならない。

もちろん、チームの目標は日本一だ。篠山も「日本一という目標に向けて、僕らも日々ステップアップできるように気を引き締めてやっていきたい」と、あらためて意気込みを語った。

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