レイカーズ

勝負どころの18-2のランで勝負アリ

レイカーズが120-101でホーネッツを下し、2連勝を飾った。

勝利の立役者となったのは3人のビッグマンだった。まず、アンソニー・デイビスが3ポイントシュートを連続で沈め、チェイスダウンブロックもかますなど攻守に奮闘。前半だけで25得点を記録する圧巻のプレーを見せチームを引っ張った。

だが、前半はディフェンスが機能せず、ダニー・グリーンのシュートに当たりが来ないなど苦戦し、デイビスの活躍があったにも関わらず、63-62とほぼ互角の展開となった。

そして、第3クォーター終盤から試合が動き始める。デイビスに加え、ハワードもペイントエリアで力を発揮。ブロックショットにレブロンからの合わせでダンクを見舞うなど、インサイドを制圧した。

さらにここを勝機ととらえたレブロンがギアを上げる。ここまでファシリテーターとして、味方を生かすことを優先していたレブロンは10アシストを記録していたが、シュートに行く回数が少なく5得点止まり。だが、身長のミスマッチを突いたパワープレーや、センターとのスピードのミスマッチを突いたドライブ、3ポイントシュートなどで連続得点を挙げていく。そして、レブロンの3ポイントシュートが決まり、開始約4分で101-82としたところで勝負アリ。第3クォーターの終わりから18-2と勝負ところを見極め、ホーネッツを退けた。

前半にチームを牽引したデイビスは29得点14リバウンド3ブロックを記録。「最初の2試合は全然シュートが入らなかった」と言うように、フィールドゴール成功率はクリッパーズ戦が38.1%でジャズ戦が41.2%と低調だったが、この日は52.6%を記録した。「リズムをつかもうと思っていたんだ。それができたら僕はうまくいく」と、リズムを取り戻したことがシュート好調の要因と語った。

また、「チームの勝利のために何ができるか、あとは観客を発奮させることしか考えていない」と語ったハワードは8本すべてのフィールドゴールを成功させ、16得点10リバウンド4ブロックと攻守に奮闘した。

そして、最終クォーターだけで14得点を荒稼ぎしたレブロンは20得点12リバウンドを記録し、2人とともにダブルダブルを達成して、勝利に大きく貢献した。デイビスとハワードはリムプロテクターとしての威力も発揮し、「うちの選手層の厚さを物語っている」とレブロンは興奮して語った。

開幕戦の『LA対決』を落としたが、デイビスを獲得し失敗が許されないシーズンを迎えたレイカーズは調子を上げている。