シーホース三河から千葉ジェッツへ、対照的なプレースタイルへの適応にも自信のギャビン・エドワーズ「ブロック王を狙う」

2017/09/01
Bリーグ&国内
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文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦

あらためて、デカい。目の前にあるゴツい身体、肩から二の腕にかけての盛り上がった筋肉には「206cm110kg」という数字では分からない存在感がある。アイシン時代を含めて4シーズンを三河で過ごしたギャビン・エドワーズは、この夏に千葉ジェッツへとやって来た。『堅固なディフェンスとリバウンドから走る』という昨シーズンから一貫して続く千葉のバスケットにぴったりとハマる補強。頼れるビッグマンに新天地での抱負を聞いた。

「千葉のほうが自分のクイックネスは生かせると思う」

──まずは3シーズンを過ごしたシーホース三河を離れ、千葉ジェッツと契約した理由を教えてください。

これもバスケットボールビジネスの一部で、僕と三河で違う方向に行く時が来たということ。でも、三河との間に何が問題があったわけではなく、三河について嫌な感情は全くないよ。

千葉はリーグトップクラスの実力を持ったチームで、タレントが揃っている。リーグで優勝はできなかったけど、タイトルを狙えるだけの力を備えていると思う。チームの軸がしっかりとあって、やるべきことをしっかりやるという印象があるよ。

──そんな千葉で、どのようなプレーをするつもりですか?

ディフェンスの中心として存在感を出していきたい。エナジー溢れるプレーをし、強みであるサイズとクイックネスを生かすのがポイントだね。ハッスルプレーをして、ディフェンスでもオフェンスでも状況に応じてチームに欠けている部分を理解し、それを埋めていくつもりだ。

──三河はリーグの中でもテンポが遅く、パワーを前面に押し出すチーム。千葉はそれとは正反対で、ハイテンポな走るバスケットを展開します。どちらが自分に合うと思いますか?

三河はハーフコートバスケットが中心で、速攻の少ないチームだったけど、その中で自分の持ち味は出せていたと思う。実際、活躍できていたし、チームも勝っていたからね。ただ、自分のスピードがチームに完全にマッチしていたかと言われれば、そうではない部分も確かにあった。千葉のように速いスタイルのほうが、自分の持ち味であるクイックネスは生かせると思うし、実際にそうなることを期待しているよ。

──日本で初めての移籍になるけど、船橋の居心地はどう?

三河はとても小さい街で、過ごしやすかったけど遊ぶところはあまりなかった。近くにいろいろ揃っている船橋のほうが便利だね。個人トレーニングをするジムがすぐ近くにあることも気に入っているよ。東京に近いのは良いね。ただ、まだ家族が来ていないんだ。来日するのは9月下旬だから、今は寂しいんだよね。家族が来てくれたら、もっと力が出せるんだけど(笑)。

「千葉の応援を、敵チームの一員として脅威に感じていた」

──移籍はバスケットボールのビジネスとは言え、4年間を過ごしたアイシンのファンに挨拶する機会がないのは残念だったと思います。ここで三河のファンにメッセージを。

在籍していた時のサポートは本当に素晴らしいものだった。僕もアイシンのため、皆さんのためにプレーすることをすごく楽しんでいたんだ。チームもファンの皆さんも僕に本当に良くしてくれて、三河での4年間は素晴らしいものだったし、感謝しているよ。

──では、新たに移籍してきたジェッツのファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

リーグベストのファンがいる千葉でプレーできることになって興奮している。皆さんの熱狂的な応援は、これまで敵チームの一員として脅威に感じていたんだ。それが今度は自分への声援になって、多くのエナジーをもらえると期待しているし、楽しみにしている。僕はファンのためにプレーすることを楽しむタイプなので、応援してくれる皆さんのために、常に全力を尽くすことを約束するよ。

──チームの目標は昨シーズンに続くオールジャパン連覇とリーグ優勝だと思いますが、個人の目標をどこに置きますか?

ブロック王は狙っていくつもり。あとはケガをせず、シーズンを通して試合に出続けられるようにしたい。チームのためにはそれがベストだからね。

──ダンクは?

もちろん。可能な時には常に狙っていくよ!