強豪ロケッツを相手に逆転勝利
2018-19シーズンMVP受賞者のヤニス・アデトクンボは、ロケッツとの今シーズン開幕戦で第4クォーター残り5分18秒でファウルアウトとなりコートを去った。それでもこの試合で30得点超えのトリプル・ダブル(30得点13リバウンド11アシスト)を達成。
バックスは前半を終えて50-66と劣勢だったものの、主導権を奪い返した後半を67-45で圧倒。アデトクンボがコートを去った後もペースを落とさずプレーを決め続け、117-111で勝利した。
トリプル・ダブルを達成したアデトクンボだが、試合後のインタビューで口にした言葉は、すべてチームを称えるものだった。
「僕たちは、勝っても負けても、チーム一丸となってプレーしている。第1、2クォーターで自分たちのプレーができなかったけれど、後半では集中して、プレーを決めた。全員でやり遂げたんだ」
「僕は、チームの勝利のためにできることをやる。今日は残念ながら6つ目のファウルを取られてしまって、チームから求められたことができなかった。それでも、僕抜きの状態でチームは素晴らしいプレーを見せてくれた。これこそ、全員で取り組むバックスのプレーだよ」
アデトクンボは、年間60勝を記録した昨シーズンのチームを超えられると考えている。そのためにも、目の前の試合に集中することを目標に掲げている。
「とにかく一つひとつ、目の前のことに全力を尽くす。次はヒート戦だから、その試合に集中して取り組むだけさ」
まだ1試合目とはいえ、ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックの強力デュオを擁するロケッツに勝てたのは大きい。今シーズンもアデトクンボが中心のチームだが、今のバックスは、エースがベンチに下がっていても局面を変えられる力を持っている。