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『NBA優勝』という目標を果たしても向上心は衰えず

7フッター、長いリーチを駆使した得点能力、年々レベルアップしているジャンプシュート、NBAでもトップレベルにある守備……。数々のスキルを備えたケビン・デュラントは、完成されたバスケットボール選手の代表格。しかし本人は、NBAの頂点を極めた今も、新たな技術の習得に貪欲だ。

『Bill Simmons Podcast』に出演したデュラントは、今夏ラプターズのデマー・デローザンが試合で見せるフットワークを参考にし、習得に励んでいると語った。

「デマーは僕がこれまで見た中でもベストなフットワークの持ち主だ。映像を見て勉強しているよ。彼は僕よりも身体能力が高く、僕とは異なる動きをする。彼のペースは素晴らしいよ」

「彼のフットワークをずっと勉強している。彼のプレーを見るたびに、身体の使い方とフットワークにばかり注目しているんだ。僕自身、フットワークの部分はレベルアップできると思っている。相手ディフェンダーを身体能力やリーチの差だけでかわすのではなくて、フットワークで何とかしたい」

2人はアメリカ代表で一緒にプレーし、昨夏のリオ五輪で金メダルを獲得。代表での練習中も、デュラントはデローザンの足の運びを盗もうとしていたに違いない。

どういう形でデュラントがデローザンのフットワークを取り入れるかは分からないが、手だけではなく足も器用に扱える7フッターに進化すれば、もはや誰とマッチアップしても苦にならなくなるのではないだろうか。

ウォリアーズでの2年目となる今シーズンも、デュラントのプレーから目が離せそうにない。