文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

弱体化が危惧された4番ポジションの強化に成功

昨日、川崎ブレイブサンダースはジョシュ・デービスの獲得を発表した。

アメリカ出身のデービスは203cmのパワーフォワード。サンディエゴ州立大学を卒業後、NBAスパーズの下部組織にあたるオースティン・スパーズでプレー。2015年に島根スサノオマジックへ入団し、昨シーズンはチームハイとなる13.1得点11.3リバウンドの平均ダブル・ダブルを記録。B1昇格の原動力となった。

デービスはクラブの公式ホームページでこのようにコメントしている。

「川崎でプレーすることにとてもワクワクしています。色々と川崎のクラブのいいところを聞いていますので、チームが勝つために、自分の役割を果たしてチームに貢献したいと思います。ファンの皆様、私とブレイブサンダースの応援をよろしくお願いします。KAWASAKI HEART!!」

川崎は永吉佑也が京都ハンナリーズへ移籍し、ジュフ磨々道が引退したことで、4番ポジションの層が薄くなっていた。それでもジュフ・バンバが練習生から正式に契約を結び、今回デービスを獲得したことでインサイドの戦力を整えた。

リーグ全体を見回して選手の入れ替えが激しかった今夏の状況を見るに、リーグ初代MVPのニック・ファジーカスを始め、主力選手のほとんどがチームに残ったことは川崎にとって大きな意味を持つ。初年度を最高勝率で終えた『強い川崎』は、新シーズンも健在のようだ。