ラスト8分間のチャンスで8得点と結果を出す
10月16日、グリズリーズは敵地でサンダーとのプレシーズンゲームを戦い、46-28とオフェンスが爆発した第3クォーターに逆転、124-119で勝利を収めた。
ここまで十分なプレータイムが与えられずにアピールができていない渡邊雄太が投入されたのは第4クォーター残り8分、110-95とリードした場面。合わせのパスを受けて放ったフローターは相手にブロックされるも、渡邊は攻め気を失わなかった。残り5分、左エルボーの位置でパスを受けると、シュートフェイクで自らズレを作り出して放ったジャンプシュートで初得点。続くポゼッションではドライブで切り込み、相手のブロックを空中でかわすダブルクラッチを決めて連続得点を挙げた。
その直後のポゼッションでも相手を引き付ける味方のサポートを得て迷わずアタック。トップスピードで放ったレイアップは決まらなかったが、チームメートが押し込んで得点とした。
得意のディフェンスでも、逆サイドをドライブで破られた際に素早くゴール下のヘルプに入ってブロックショットを記録。残り10秒を切って4点差、サンダーがファウルゲームに行く場面でフリースローを託されると、サンダーが連続で3ポイントシュートを決めてプレッシャーがかかる状況でも4本のフリースローを決めて、勝利に貢献した。
8分間とプレータイムは決して長くなかったが、オフェンスでもディフェンスでもチームに貢献でき、そして勝敗が分からない終盤にも落ち着いてプレーできることを示したことで、上々のアピールとなったはず。グリズリーズは19日に最後のプレシーズンゲームとなるスパーズ戦を行い、24日のレギュラーシーズン開幕に備えることになる。
big YUTA filaaaaaaay @wacchi1013 | ?: @GrizzliesOnFSSE pic.twitter.com/Xx5r7PxddW
— Memphis Grizzlies (@memgrizz) October 17, 2019