ベン・シモンズ

リチャードソンも「良いケミストリーが生まれると思う」

1年目からセブンティシクサーズのレギュラーに定着し、昨シーズンはオールスターにも選出されたベン・シモンズは、バックコートでデュオを組むジョシュ・リチャードソンとの相性の良さを感じている。

広州ロングライオンズとのプレシーズンゲームでは、シモンズがキャリア初の3ポイントシュートを成功させたことが先行したものの、彼は試合後、リチャードソンとのコンビネーションについて声を弾ませた。

「リチャードソンとのプレーは楽しい。コート外では素晴らしい人だし、コート上でも素晴らしい選手。彼の守備は凄いし、オフェンスでも身体能力が高くて、シュートを決められる」

リチャードソンも、司令塔のシモンズとの信頼関係を早くも築き上げている。特に守備に関しては、リーグを代表するディフェンシブなバックコートを形成できるポテンシャルを実感しているようで試合後に、このようにコメントした。

「僕たちは2人とも守備に秀でるガードだと思うから、ディフェンスのポテンシャルは高い。彼はペースが速いプレーを好むから、それについて行ければパスを受けることができる。それに彼は頭の良い選手で自分もスマートな選手だと思っている。だから一緒にプレーすれば、良いケミストリーが生まれると思うよ」

ドリブルからのペネトレイトを得意とするシモンズと一緒にプレーする上で、リチャードソンはボールを持たない時の動きに気を配っている。オープンな状態になれば、必ずパスを出してくれるという信頼関係ができているからだ。

「彼は非常にアグレッシブな選手で、相手の守備の穴をつこうとする。ペリメーター周辺を動いて、レーンが開いた状態を維持してくれる。キックアウトする場合も考えていて、周りがシュートを打てるだけのスペースを見つけてくれるんだ」

これから試合を重ねるごとに、彼ら2人はさらに高いレベルでコミュニケーションが取れるようになる。10月23日にホームで行なわれるセルティックスとのレギュラーシーズン開幕戦までに、2人のケミストリーがどこまで仕上がるか、楽しみだ。