文=丸山素行

200cmオーバーの日本人選手は貴重な存在に

富山グラウジーズは期限付き移籍で青木ブレイクを獲得したことを発表した。

日本国籍を持つアメリカ出身の202cmの青木は、昨シーズン途中に栃木ブレックスへ加入した。栃木で出場機会は得られなかったが、男子U-24代表のスプリングキャンプに参加し、現アルバルク東京ヘッドコーチのルカ・パヴィチェヴィッチの下で研鑽を積んだ。

青木は富山の公式ホームページ「まずはじめに、このような機会を与えてくださいました栃木ブレックスと富山グラウジーズに感謝いたします」と双方への感謝を述べた。

「そして今シーズン、富山の一員として戦えること、たいへん嬉しく思います。オフシーズン中のトレーニングでコンディションも良く、グラウジーズのファンの皆様と、成長した姿でお会いできることを楽しみにしています」とコンディションが良好なことを報告し、来シーズンへの意気込みを語った。

富山はドリュー・ヴァイニー、サム・ウィラード、デクスター・ピットマンの3人の外国籍選手が残留した一方で、比留木謙司と嶋田基志がチームを去り、日本人ビッグマンが手薄となっていた。ここに青木が加入したことでインサイドに厚みを持たせることに成功した。

シーズン途中からの加入とはいえ、初代王者となるまでの栃木で得た勝者のメンタルは、残留プレーオフに回ったチームにとって貴重なものとなるだろう。