文=丸山素行 写真=鈴木健一郎

富樫勇樹「監督のやりたいことを体現したい」

男子日本代表は8月8日に開幕するアジアカップに向け、第7次強化合宿を行っている。メディア向けに公開された本日の練習では、フリオ・ラマス新ヘッドコーチの下、選手たちは密度の濃い時間を過ごしていた。

オフェンスの基本的な動きの確認を行った練習では、ラマスコーチが『スペーシング』という言葉を連呼し、ディフェンスをつけずスペースを広く使う意識を浸透させた。

その後に行ったハーフコートの5対5では「ペイントにアタックしないと、外でパスが回るだけでアドバンテージが生まれない」とゴールに向かう動きが大事と説いた。

練習の最後は1ターン交代のオールコートの5対5を実施。ゾーンディフェンスがうまくハマったり良いプレーをした際には、ラマスコーチは「ナイス」と声をかけ選手を鼓舞した。

明日行われるウルグアイとの親善試合についてラマスコーチは「アジアカップのための準備」と位置付けし、「どの試合も勝つ気持ちは大事。できるだけ良いゲームをして、勝てるように持っていきたい」と話した。

また他のチームの真似をするのではなく、日本流のバスケットスタイルの構築が必要と話すラマスコーチは、選手を「バスケットIQが高く礼儀正しい」と評価し、「速いプレーをするときは速いプレーを、ストップするときはちゃんとストップするなど、頭を使ったプレーをしたい」とチームが目指す方向性を語った。

富樫勇樹は「ラマスコーチの合流からまだ日が浅く、完成度はまだまだ」と語るも、「アジアカップ、その先のワールドカップ予選も控えているので、監督のやりたいことをアジアカップまでには体現したい」と意気込んだ。

今日の練習ではチーム全体で声が出ていて、これまで以上に雰囲気の良さを感じた。比江島慎はそうした雰囲気について「怒るときは怒ったり、褒めるときはちゃんと褒めるなど、モチベーションの上げ方もうまいですしやりやすい」とラマスコーチの人柄を強調した。

母校である青山学院記念館で行われる明日の試合について、「やっぱりモチベーションは上がります」と比江島。「南米のチームとやれるのは貴重な体験ですし、自分の持ち味を出したい」と語った。

ラマスコーチが合流し、アジアカップに向け強化が進む男子日本代表。ラマス新体制の船出となる明日のウルグアイ戦は、青山学院記念館で15時試合開始となる。