文=鈴木健一郎 写真=FIBA.com
今夜、決勝トーナメント1回戦で韓国と激突
女子U-19ワールドカップ、日本代表は昨日グループリーグ最終戦でメキシコと対戦。序盤から主導権を握り、91-52と完勝した。
日本の先発は澁谷咲月、宮下希保、髙原春季、馬瓜ステファニー、梅沢カディシャ樹奈。最初の2試合をともに100失点以上を喫し大敗しているメキシコは格下であり、国際大会では珍しく高さのアドバンテージのある相手とあって、日本は序盤からゴール下での高さと強さを生かし、馬瓜と梅沢を中心にリードを伸ばしていく。
第1クォーターを終えて26-13とダブルスコア。馬瓜は10分間フル出場で6得点、さらにはディフェンスでもペイント内をがっちりと固めてスタートダッシュを牽引した。梅沢もゴール下のイージーシュートを確実に決めて9得点。26得点のうち18点がペイント内での得点、リバウンドは19-10とインサイドで圧倒し、なおかつファストブレイクポイントも8と最高の立ち上がりだった。
綱渡りのような展開を制した過去2戦に比べると明らかな楽勝ムードで、タイムシェアで選手が次々と入れ替わる第2クォーター以降は集中を欠いてイージーミスが続くシーンも見られたが、やはり力の差はあった。第2クォーター、第3クォーターでリードを広げ、63-44の19点差で迎えた最終クォーターには28-8と最高のパフォーマンスを見せ、最終的には39点差を付けて勝ち切っている。
日本はこれでグループリーグ全勝で1位通過。決勝トーナメント1回戦ではグループC最下位の韓国と対戦する。準々決勝に進めばイタリアとスペインの勝者と対戦、さらにここに勝てばチームとしての目標であるベスト4入りを果たすとともに、準決勝ではアメリカとの対戦が濃厚だ。
まずは今夜の韓国戦。日本時間の20時半試合開始となる。