
「ペイントが空いていればアタックしたいと思っていました」
10月21日、琉球ゴールデンキングスはアルティーリ千葉に94-65と圧勝。ここ4試合で3勝を挙げて通算5勝4敗としている。
琉球は第1クォーターで大量33得点と先制パンチに成功。その後も強度の高いディフェンスを継続し、ターンオーバーからの得点で28-12と優位性を保つと、リバウンド争いも制してセカンドチャンスポイントで29−10と大差をつけ、危なげない試合運びで逃げ切った。
琉球の大浦颯太は、3ポイントシュート6本中4本成功を含む19得点3アシストと活躍。持ち味の長距離砲に加え、強気のアタックでファウルを誘いフリースローを7本獲得とオフェンスをけん引した。大浦は、「今日の試合も良い入りができ、第3クォーターまで自分たちのやりたいバスケットができました。ただ、第4クォーターに気が緩んでしまったりして、相手にイージーに得点を許す展開を作ってしまいました。悪い展開になった時、自分たちが何をしないといけないのか、勝って反省できたのは良いことだと思います」と、大勝にも気を引き締めている。
そして、自身のプレーをこう振り返っている。「いつも通り、自分の良さを出そうと思いながらコートに入りました。デイビッド(ヌワバ)やKJ(ケビン・ジョーンズ)は引力があり、ディフェンスは彼らに寄っていくので、そこでペイントが空いていればアタックしたいと思っていました。今日は、出だしから意識していた部分を出せたのは良かった点です」
琉球は10月16日の試合から貴重な日本人ビッグマンの川真田紘也が故障から復帰。川真田は、ここまで平均10分以上の出場とローテーション入りし、琉球の戦術に幅をもたらしている。「ビッグマンでもジャック(クーリー)と川真田では違った生かし方になると思います。また、僕とキーファー(ラベナ)では、司令塔として違ったゲームコントロールのやり方になります。このようにいろいろな変化をつけられるのはすごく良いことです」と、大浦も手応えを語り、川真田の強みを次のように語る。
「川真田は運動能力が高く、スプリントからスクリーンをかけてくれるなど、ジャックとは違う特徴を出してくれています。そういう彼らしい強みで、チームに良い影響をもたらしてくれます」

今夜の群馬戦「自分たちがどういったチームになりたいのか示せるチャンス」
アンソニー・マクヘンリーアソシエイトヘッドコーチ新体制となり、琉球はこれまでのインサイド中心からアップテンポな走るバスケットへと大きなスタイルチェンジを図っている。大浦は、新たなスタイルについて「僕だったり、デイビッドは今までこういう速いバスケットをやってきたことで得意なところはあると思います。既存の選手たちは今までのバスケットからガラリと変わっていますし、チーム全体でアジャストは必要だと思います。自分もチームメートを流れの中でどう使っていたらいいのか考えながらやっています」と冷静に分析する
琉球が本日対戦する相手は群馬クレインサンダーズだ。10月8日に対戦した時は、65-76と相手のディフェンスを崩せずに敗れた。ここ2試合は99得点、94得点とオフェンスが好調だが、リーグ屈指の組織力に裏付けされた群馬の堅守を前に、自分たちのやりたいバスケットをどこまで遂行できるのか、今の実力を図る絶好の機会となる。
大浦も次のようにこの試合の持つ重要性を語る。「絶対に勝利を届けられる確証はないですが、絶対に勝ちに行く姿勢で戦いますし、どういった内容のプレーができるかは重要です。負けたくないですが、例え負けたとしても『自分たちがここまでやった結果なら仕方ない』と思えるくらいにはファイトしていきたい。そういうプレーを積み重ねていくことでチームは成長できるので、『ソフトにプレーして負けました』となるのは本当にダメです」
そして、「自分たちがどういったチームになりたいのか示せるチャンスで、自分たちが成長できる良い機会になると思います」と締めくくる。琉球の目指すバスケットを遂行し、群馬の堅守を崩すには大浦の積極的な仕掛けは重要な要素となる。ペイントアタックで味方のシュートチャンスを作り出し、ここ一番で3ポイントシュートを沈める大浦らしいプレーに期待だ。