写真=Getty Images

ヤングは「神から授かった名前」と主張するも……

今オフの移籍におけるサプライズの一つが、ニック・ヤングのウォリアーズ入りだ。

昨シーズンまでレイカーズでプレーしたヤングは、以前からウォリアーズファンを批判する発言をしていたからだ。

しかし、3ポイントシューターとしての地位を築いたヤングの加入は、ウォリアーズにとって大きい。セカンドユニットでの起用になるだろうが、強力な『飛び道具』が加わったことになる。

そのヤングは、数年前から『Swaggy P』という愛称でファン、メディアの間で呼ばれている。このニックネームについて、ウォリアーズGMのボブ・マイヤーズは、ラジオ番組『95.7 The Game』に出演した際「ウチでは彼を『Swaggy P』とは呼ばない。彼の名前はニック・ヤングだ」と語った。

名門ウォリアーズの雰囲気に合わないと判断したのか、この発言の意図は分かっていない。しかし、マイヤーズの発言を聞いたヤングは「ニックネームは止められないよ」と笑顔で答えた。

「ファンの皆も気に入ってくれているから、止められないよ。きっとファンも自分のことをニックとは呼ばないだろうし、このままでいるかな。ただ、うまい方法を見つけるさ。このチームには『スプラッシュ・ブラザーズ』もいるわけだし。格好良い名前だよね」

ヤングは以前、この愛称の由来について「神様から授かったもの」と説明。「夢の中で、神様が自分に話しかけてきて、この名前をくれた。思わず『神様、良い名前だね。使わせてもらうよ』と言ったんだ。それからは自分のことを『Swaggy P』と呼んでいる」

Me and God tight like that

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選手によっては、登録名や愛称が変わることでプレーに影響が出る場合もある。ヤングの言う通り、『スプラッシュ・ブラザーズ』が良ければ、『Swaggy P』だって問題ないという解釈もできるだろう。ひょっとすると、「まずは実力を証明してから主張しろ」というマイヤーズなりの檄だったのかもしれない。