
「アンダードッグこそ素晴らしいサンダーの選手」
サンダーのサム・プレスティGMが、チームの始動に先駆けて会見を行った。今オフはルーゲンツ・ドートとアーロン・ウィギンズ、アイザイア・ジョーをサラリー削減のために放出。スター選手ではなくとも堅実で献身的、サンダーとともに成長して優勝を勝ち取った3人への思いをプレスティは「落胆を感じるのは悪いことじゃない。プロフェッショナルとプライベートを分けられる限り、個人的な感情を持つのは良いことだ」と率直な思いを明かした。
「彼らはアンダードッグだったからこそ、素晴らしいサンダーの選手だった。ルー(ドート)はドラフト外、ウィッグス(ウィギンズ)は55位指名、アイザイアは解雇されたところを獲得した。彼らが自らを鍛え上げて今の彼らになったことは、彼らの人間性を表している」
彼らの穴をどう埋めるか、それはコート上で自然と解決策が出るべきで、プレスティが決めるものではないと言う。「固定観念を持つことがプラスに働いたことはない。無理に最適化しようとする衝動には抗う必要がある。何勝できるかは分からないし、何一つ約束されてはいない。しかし、健康であれば他を凌駕するチームになれるはずだ。史上最高のサンダーは未来のどこかに存在している。そこへ向かうために、現在のチームに時間を与えたい」
一方でエースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、昨年夏の時点で4年2億7600万ドル(約410億円)の契約延長に合意しており、プレーヤーオプションの最終年を計算に入れなくても2030年までサンダーでプレーすることが決まっている。エースの立場が安泰なことでチーム作りは簡単になるかと問われたプレスティは「そうであってほしくない」と語った。
「本当に優れたチームは、選手からチームへ、チームから選手へという相互の関係が必要だ。契約があと何年残り、いくら稼ぐかという視点で選手を見ていれば、関係が取引的になる。私はいつも『もしこの選手がフリーエージェントでも、このやり方をするだろうか』と自分に問い掛けるようにしている。信頼は時間とともに蓄積され、複利で増えていく」
今夏のチーム再編についても、シェイとは良いコミュニケーションを取ってきたという。「毎回重い話をするわけではないし、チームメートの処遇を彼に決めさせるようなことはしたくない。それでも、彼の意見は常に知っておきたい」
シェイを巡る会話は、まだスター候補生だった段階のシェイにマックス契約を与えた時にさかのぼる。彼が3年目のシーズンを終えた2021年夏のことだ。「殿堂入り選手はそれぞれ独自の特徴を持つものだが、シェイにもそれがあった。才能とスキル、努力を惜しまない心と自立心、人格という基盤があった。中でも自分の感情をコントロールする能力は群を抜いていて、物事を成功と失敗の二元論でとらえなかった。その視点が彼の大きな飛躍に繋がったと思う」
何一つ約束されてはいないとプレスティは言ったが、28歳で今まさに全盛期を迎えようとしているシェイがいて、彼の真摯にバスケに取り組む姿勢がチームメートにも強い影響を与えている。そのベースこそが、未来のどこかに存在する『史上最高のサンダー』への道筋だ。
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— OKC THUNDER (@okcthunder) September 24, 2026