
「まず1勝できたのはうれしいですし自信になる」
女子日本代表は、『FIBA女子ワールドカップ2026』のグループステージ初戦のマリとの試合を102-97で制し、白星スタートを切った。
日本は立ち上がりから内と外のバランスが取れたマリの攻めに対処しきれず、失点を重ねていく。だが、大会新記録となる1試合20本の3ポイントシュート成功など、爆発的なオフェンスでディフェンスの不調を補って勝ち切った。
髙田真希は、フィールドゴール7本中6本成功の14得点を記録。3点リードで迎えた残り48秒には、勝利を決定付ける3ポイントシュートを決めた。また、髙田がドライブに加え、ポストプレーなどインサイドで確率良くスコアしたことが、外一辺倒にならずバランスの取れたオフェンスを展開することにも繋がった。「相手のファウルが貯まっていたので、フリースローをもらうためにもアタックしないといけない考えていました。空いたらシュートを打つとともに、積極的にドライブにいくことを自分の中で決めていました」
ただ苦戦したディフェンスについて、髙田は反省点も挙げる。「単純にフィジカルで負けてリバウンドを取られてしまいました。戦術面では相手の50番(ジェネバ・ンダイ)の3ポイントシュートが当たっていた(8本中5本成功)のに、ノーマークにしてしまった。判断力が足りていなくて、試合中に上手くアジャストができていなかったです」
それでも残り4分半から3ポイントシュートを打たせないことを徹底できたことは、勝利に大きく繋がっており、髙田も「最後の最後にアジャストできたことで失点を抑え、(攻守の素早い切り替えから)得点に繋がった部分もあると思います」と手応えを語る。
「次(決勝トーナメント)に進むには絶対に負けてはいけない初戦を、勝てて本当に良かったです。初めてワールドカップを経験する選手も多い中でチャレンジングな試合となりましたが、この勝利がチームの自信になると思います」
ベテランとして初戦の大事さを語る高田は、この試合に出場したことで、史上13人目の女子ワールドカップに5大会出場を達成。また一つ彼女の輝かしいキャリアに勲章を加えた。かつて女子ワールドカップはアジアカップで4強入りすれば出場権を得られていたが、今は欧州勢やアメリカ大陸の難敵を相手にする最終予選を勝ち抜く必要があり、本大会出場への難易度は大きく上がっている。
この背景を踏まえ、髙田は記録達成への思いを語る。「自分が若い頃は、女子が5回連続でワールドカップに出ることはなかなかなかったです。近年はフォーマットも変わって出場するのが難しくなっている中で、こうして出られるのはすごくうれしいです。そして自分としては出場する以上は、ベンチにずっと座っているのではなくコートでしっかりと結果を残してこそ意味があると思っています。これからもしっかりと準備して、試合を積み重ねていきたいです」
マリ戦の髙田は、「出場する以上は結果を残してこそ意味がある」という自身が大切する姿勢をコートでしっかり表現してくれた。今日のドイツ戦でも、引き続き髙田が仕事人ぶりを発揮することが日本の勝利には必要だ。