
選手主導のトレーニングに参加へ、NBA復帰も視野に
ベン・シモンズが、オーストラリア代表の選手主導のトレーニングキャンプに参加するため、生まれ故郷であるメルボルンに渡った。
オーストラリア代表は現在、『FIBAワールドカップ2027アジア地区予選』を戦っている。1次予選はフィリピンやニュージーランドと同じグループを6戦全勝で突破し、8月末のWindow4に向けて始動しようとしている。
シモンズはNBAデビュー前の2013年に行われた『FIBAオセアニア選手権』に出場したものの、それ以降は代表参加が何度か噂となるも実現には至っていない。
2016年のNBAドラフト全体1位指名でセブンティシクサーズに加入したシモンズは、ケガでデビューが1年遅れたものの、2017-18シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。オールスターにも3度選出されるなど、大型ガードとして『将来のNBAの顔』と大きな期待を集めた。しかし、2020-21シーズンのプレーオフで『戦犯扱い』をされたことでシクサーズとの関係が悪化し、翌2021-22シーズンにはプレーせず。ネッツに移籍するも長引く腰のケガや精神的な不調に苦しみ、当初思い描かれていたキャリアから大きく外れることとなった。2024-25シーズン途中に移籍したクリッパーズでもインパクトを残せず。昨シーズンは所属クラブがないまま過ごした。
表舞台から遠ざかっているシモンズにとって、今回の自主的なトレーニングキャンプへの参加は、NBA復帰へのアピールという側面も持つ。様々なトラブルに見舞われて価値を落としたシモンズだが、腰のケガさえ完治していれば今でも捨て置くには惜しいタレントだ。
シクサーズで批判されるきっかけとなったシュート力の欠如にさえ目をつぶれば、身長208cmでフィジカルが強く、早い展開を作り出すボールプッシュに加えてアシスト能力の高さ、リバウンドも得意。しかもベテラン最低保証額で獲得できる30歳のフリーエージェントで、ローリスク・ハイリターンの戦力となる。そんなシモンズに、NBAの複数のチームが興味を示していると『ESPN』は報じている。