ショーン・リビングストン

「彼には将来的に長く球団に関わってもらいたい」

このオフにウォリアーズから解雇され、フリーエージェントとなったショーン・リビングストンは、未だに次の所属先が決まっていない。

昨シーズンまで所属したウォリアーズの指揮官、スティーブ・カーは、在籍5年で3度の優勝に貢献した功労者の解雇が発表された後、「彼がいなくなるのは寂しい」とコメント。現在アメリカ代表のアシスタントコーチを務めるカーは、ロサンゼルスでの練習中、リビングストンが現役引退後にスタッフとしてウォリアーズに復帰することを希望していると語った。

「(リビングストンの退団は)彼の年齢を考えれば、そうなるとは思っていた。気持ちの準備はしていたけれど、チーム内のリーダーシップという観点から見ても、大きな損失だ」

「ショーンは、いかなる状況でも近くにいてもらいたいタイプの人間。頭が良くて、面白くて、それでいて控えめな性格だ。本当に素晴らしい人間だと思う。そして、素晴らしいバスケットボール選手になり、良きチームメートでもいてくれた。この5年、ショーンとの仕事をどれだけ楽しませてもらえたか、上手く言い表せない」

「彼には、将来的に長く球団に関わってもらいたい。そういうプランがある。ただ、その前に、彼には自由な生活を満喫してもらわないとね。次の道を決めるまで、家族との時間を楽しんでもらいたい」

昨シーズン中に引退の噂もあったリビングストンだったが、現役続行への意欲を示唆している。古巣クリッパーズとの契約という噂もあるが、今のところ去就は未定だ。

カーが考えるプラン通りになるかは分からない。ただ少なくとも、リビングストンがウォリアーズにとってどれだけ大きな存在だったかは、この5年がすべてを物語っている。