
ウィザーズではビッグマンの3番手、逆風の中で再出発
レイカーズはディアンドレ・エイトンをウィザーズへ放出し、ガードのジェイデン・ハーディー、2031年と2032年の2巡目指名権の譲渡を受けるトレードを決めた。
エイトンはレイカーズで自分の価値を高めるという挑戦に失敗したことになる。2018年NBAドラフト全体1位指名でサンズに加入し、先発センターとしてチームの躍進に貢献したが、高さと強さはあってもスキルの上達が遅く、主体的にプレーを作り出せないことで評価が上がらず。4年1億3300万ドル(約200億円)の大型契約を勝ち取ったが、それがパフォーマンスに見合わないと判断されてサンズから放出され、トレイルブレイザーズで過ごした2シーズンでも目立った活躍はなかった。
昨夏にブレイザーズを解雇された彼に、レイカーズが2年1600万ドル(約24億円)の契約でチャンスを与えた。年俸は格安となったが、ルカ・ドンチッチとレブロン・ジェームズとともに優勝を狙えるチームで再評価を勝ち取るつもりだったが、72試合に出場して12.5得点、8.0リバウンドを記録して強みは見せても、ミスの多さなど課題も相変わらず。レイカーズで活躍し、プレーヤーオプションとなっていた2年目を破棄して好条件の契約に切り替える、あるいはフリーエージェント市場に打って出るという目論見通りにはいかず、レイカーズがウォーカー・ケスラーを獲得したことで余剰戦力となっていた。
ウィザーズは先月のNBAドラフト全体1位でAJ・ディバンツァを指名した。トレイ・ヤングとアンソニー・デイビスの元オールスターとともに再建期を終わらせるはずだが、使い道が定かではないエイトンを引き取る選択をした。ウィザーズのセンターは2年前に1巡目2位で指名したアレックス・サーが軸となるはずで、デイビスのトレードの噂が実現しなければエイトンはビッグマンの3番手となる。
ウィザーズがエイトンにどれだけの期待を寄せ、どんな起用法を考えているかは、現時点ではまだ不透明な部分が多く、エイトンにとってキャリア9年目も逆風の中でのスタートとなりそうだ。
一方でハーディーは、このトレードが飛躍のきっかけになるかもしれない。ハーディーは2022年のNBAデビューから4シーズンをマーベリックスでルカ・ドンチッチとともにプレーした選手。当時のマブスでは安定した出場機会を得られなかったが、昨年にデイビスを中心とするトレードの一部としてウィザーズに移籍すると、初めて平均出場時間が20分(20.4分)、得点が2桁(12.6得点)を超え、3ポイントシュート成功率も42.0%と急上昇。契約は残り2年1200万ドル(約18億円)で来シーズンはクラブオプションと負担も軽く、ドンチッチとリーブスの脇を固めるシューターとして定着しそうだ。