鬼門の第3クォーターもリードを広げる
バスケ男子日本代表が『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window3で中国代表と対戦した。
日本の先発は齋藤拓実、西田優大、馬場雄大、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンの5人。西田がトランジションスリーを決めるなど理想とする得点シーンもあったが、日本は3ポイントシュートに固執してしまい、さらに当たりが来ないことで中国にリードを許してしまう。その中で渡邊がペイントタッチを増やすと、途中出場の佐々木隆成もドライブからホーキンソンの3ポイントシュートをアシストと、基本であるリングへのアタックの意識を高めてオフェンスを修正した。
ただ、軽率なミスから連続で速攻を食らい最大7点のリードを許したが、ホーキンソンが2桁得点を挙げ、ラストポゼッションでは馬場がオフェンスリバウンドに絡み、トリプルチャンスから富永啓生が3ポイントシュートを射抜いたことで22-21と逆転し第1クォーターを終える。
そして第2クォーターに入ると、日本のトランジションオフェンスが炸裂する。佐々木、馬場が狙いすましたスティールからワンマン速攻を成功させると、粘り強いディフェンスから素早くオフェンスに切り替え富永、川真田紘也、ホーキンソンも速攻から加点。中国の高さを生かしたインサイドプレーや、決め打ちした3ポイントシュートから失点を許したが、安藤誓哉や比江島慎が要所で3ポイントシュートを射抜くなど、ベンチメンバーが出ても攻守ともに強度が落ちなかった日本が50-40とリードを2桁に乗せて前半を終えた。
後半に入り、ホーキンソンのミドルで先制した日本だったが、西田がスクリーンをかけた際に身体を痛めて交代するアクシデントに見舞われてしまう。それでもホーキンソンがタフショットを決め続けると、佐々木が強気なドライブからバスケット・カウントを獲得し、さらに連続で3ポイントシュートを射抜いたことで流れを渡さない。外に開いたビッグマンへのマークが甘くなり3ポイントシュートを許す場面もあったが、苦戦したゾーンディフェンスを攻略し、渡邊が長距離砲を決め切り、リードを15点に広げて最終クォーターを迎えた。
いきなり0-4のランを許したが齋藤の3点プレーで流れを切ると、再びタフなディフェンスから素早いオフェンスへの切り替えが機能し、西田のトランジションスリーが決まってリードを広げた。その後、形を作れどフィニッシュが決まらずオフェンスが停滞し点差を詰められた時間帯もあったが、1on1で負けずにイージーシュートを許さず、インサイドを強調されても2人で守り切ったように粘り強いディフェンスが最後まで機能した。こうして、トランジションオフェンスが功を奏し、ディフェンスが大崩れしなかった日本が92-73で勝利し、2次ラウンド進出を決めた。
