安藤誓哉

「特にオフェンスで小さくまとまらないようにしたい」

『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window3が今日からスタート。今夜は中国、そして6日には韓国とそれぞれアウェーで激突するタフな日程だ。今回の遠征は複数の若手を含む16名が帯同しているが、昨日発表された中国戦に臨む12名は経験重視の構成で、司令塔の安藤誓哉もWindow1、Window2に続く選出となっている。

Bリーグを代表する日本人スコアリングガードとして活躍している安藤だが、故障なども影響して長らく代表から離れていた。しかし、昨年秋の予選Windowから代表復帰を果たし、トム・ホーバスから桶谷大へと指揮官が変わる中でもメンバーに入っている。

前回のWindow2、日本はホームで中国、韓国と対戦。韓国には78-72と競り勝ったが、中国には80-87で敗戦。前半を終え14点リードを奪いながら、第3クォーターに9-25と失速したのが敗因となった。この痛恨の逆転負けを踏まえ、安藤は次のように意気込みを語る。「前回のホームゲームで中国には逆転で負けました。そういう意味で、本当に取り返したい思いで合宿から過ごしてきました」

試合会場は1万人以上の収容人数を誇り、中国ファンで埋め尽くされることが予想されるが、この環境に関する心構えと対策もしっかりやってきたという。「たくさんの人が来て、本当にアウェーになると思います。会場が大歓声となる部分で、ホームの時も声の指示がよく聞こえなくてミスが出た場面もありました。そこはみんなで声を掛け合っていかないとやっぱり勝てないです」

前回のWindowは、Bリーグのシーズン中の開催で準備期間が短く、さらに新体制の初陣ということで、『桶谷色』を出すのが困難だった。だが、今回は合宿をしっかりこなしており、安藤も「今は前回からの積み重ねがしっかりあるので、そこは大きいと思います」と、チームとしての成熟度に確かな進歩を感じている。

安藤個人でいうと、Window2では2試合でフィールドゴール9本中1本成功のみ、計5得点と不完全燃焼に終わった。この苦い経験も踏まえ、「ダイナミックにオフェンスもディフェンスもやりたい。特にオフェンスでは、あまり小さくまとまらないようにしたい」と語る。Bリーグで見せている、いつもの安藤らしい要所での得点で、完全アウェーの会場にため息をもたらしてもらいたい。