目標にしていた比江島と代表で共演「チャンスが出てきました」
男子日本代表は『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window3で明日に中国、6日に韓国とアウェーで対戦する。現在の日本はロスターの12名より多い、16名のメンバーを帯同させている。この中には、ディベロップメントキャンプで結果を残し、第2次強化合宿にコールアップされた高島紳司、狩野富成、小川敦也の若手選手たちも含まれている。
小川はWindow3の大一番に帯同していることに「ディベロップメントキャンプの時は想像していませんでした」と明かし、次のような手応えを語る。「この舞台に立つために必要なステップを、予想よりもちょっと早く踏めることができてうれしいです。代表の練習で素晴らしいガードの皆さんと一緒に練習できていることが、すごく成長に繋がっていると思います」
そして小川にとって、うれしい誤算はもう1つある。それは比江島慎が代表に電撃復帰を果たしたことで、一度はあきらめていた比江島と代表で一緒にプレーする目標に近づいていることだ。
小川は「チャンスが出てきました」と笑顔を見せる。「僕がこれから代表に入っていきたいという時に、代表引退の宣言をされました。それが気づいたら復活していて、僕がこうやって16人に残って、いろいろなタイミングが重なっています。このチャンスをつかみたいです」
桶谷大ヘッドコーチは強化合宿に参加した6名中4名のポイントガードを帯同させ、その中から中国戦、韓国戦でそれぞれ3名を選ぶと宣言していた。小川はこの4名に絞られる競争を勝ち抜いたことになるが、「昔の自分なら(6名から4名に絞るところで)落ちていたと思います。以前は自分がやらなくても……と責任感が薄いところがありました。それが今はエゴも出して、自分の色を出すことを意識して取り組んでいます」と振り返る。
このメンタルを変えるきっかけは、チャンピオンシップクォータファイナルでの敗戦だった。「名古屋(ダイヤモンドドルフィンズ)に負けてシーズンを振り返った時、自分に何が足りなかったのか、自分で考えたりいろいろな人と話しました。ドライブからのペイントタッチ、そこからのキックアウトが自分の持ち味なので、システムに沿う中でももっと自分を表現して、思い切りプレーすることが一番良さを出せると思います」
桶谷ヘッドコーチは、小川について「チャンスがあったら試合に出したい。Bリーグではスカウティングをしっかりされていますが、国際舞台でスカウティングがない状態でどういうバスケができるのか楽しみではあります」と期待を寄せる。小川なら持ち味の豪快なドライブでオフェンスの起爆剤になってくれるはずだ。
