スティーブ・カーも沈痛「彼を思うと本当に辛い」
今オフにレイカーズに移籍の決まったデマーカス・カズンズが、実戦形式の練習で左膝前十字靭帯を断裂する重傷を負った。復帰時期は未定だが、2019-20シーズン中の復帰は難しいだろう。
カズンズにとっては、まさしく踏んだり蹴ったりだ。2018年の1月下旬に左足アキレス腱を断裂し、2019年のプレーオフ・ファーストラウンドでは左大腿四頭筋を断裂。そして今回の前十字靭帯断裂と、約1年半の間に3度も重傷を負うことになった。どのスポーツにもケガは付きものだが、ここまで立て続けに重傷が続くのは気の毒としか言えない。
カズンズ負傷という報せに、多くのNBA関係者らが心を痛めている。その中でも、彼が昨シーズン所属したウォリアーズのヘッドコーチ、スティーブ・カーは「本当に心が痛む」と、アメリカ代表合宿中にコメントした。
「練習中のケガと聞いた。ここ何年か、彼は続けてケガをしている。アキレス腱を断裂し、昨シーズンのプレーオフには大腿四頭筋を痛めた。レイカーズでの今シーズンは、コンディションを高めて、彼本来のリズムを取り戻して、カムバックを果たしてもらいたいと思っていた」
「代表の全員が辛い気持ちでいる。我々は、一つの小さなコミュニティのような関係性なんだ。全員が彼に連絡を入れた。彼のことを思うと、本当に辛い」
キャリアを左右しかねない重傷が短期間で3度も続き、カズンズが負った心のダメージも察するに余りある。最悪の場合、このまま現役引退という決断を下しても不思議ではない。今は続報を待つしかないが、NBAコミュニティとファンは、彼の1日も早い回復を願っている。