テーマは『Get Better(成長し続けること)』と『Competition(競争すること)』
バスケットボール男子日本代表はアジア競技大会選考・ディベロップメントキャンプを兼ねた第1次強化合宿を実施中で、6月10日にメディア向けに練習が公開された。
キャンプ2日目を終え、ヘッドコーチを務める桶谷大は「本当にすごく良い雰囲気で、若い選手も多いですし、若いコーチも多いので、すごくエナジーの高い練習ができたんじゃないか」と語った。
指揮官が言うように、今回の合宿は最年長が28歳で最年少が19歳と若手中心のメンバーが集まった。桶谷ヘッドコーチは彼ら若い世代の台頭を望んでいる。「もしかしたらロサンゼルスオリンピックに出てくるような選手もいると思いますし、その後のブリスベンに繋がっていくような選手もいる。ここにいる選手たちがこれから日本を引っ張っていく選手になると思っています」
今回の合宿のテーマは『Get Better(成長し続けること)』と『Competition(競争すること)』の二つ。だからこそ桶谷ヘッドコーチは「この1日1日を無駄にせずに成長していってほしい」と語り、代表でプレーすることの意義についても言及した。
「『バスケットボールで日本を元気にします』と(練習場に)書いてあるので。やっぱりここだと思っているんですよね肝は。プレーなのか行動なのか、何かしらそういうものを持っていないといけないですし、バスケットが上手いだけでは応援してもらえないと思うので。見てるファンの人たちがその選手を見て元気をもらえる、そういう選手が必要だと思っています」
今回のメンバーの中には、ワールドカップアジア地区予選Window3の直前合宿に参加する選手もいる。成長の促進がこのキャンプの目的ではあるが、競争の門戸はすべての選手に開かれており、コールアップする可能性もあると桶谷ヘッドコーチは言う。
「そのタイミングで一番良い選手を選ぶのがA代表だと思っています。今ここにいる選手がステップアップしてきたら入れるべきだと思っていて、ポジションや役割というより、本当に良い選手であればコールアップしたいなと」
そして、今回の合宿にはBリーグの現GMを含めた多くのスタッフが参加している。チームダイレクターを務める伊藤拓摩は前日に行われたメディアブリーフィングで、この体制についてこう言及していた。「今回のキャンプからWindowに行く選手もいれば、アジア競技大会に選ばれる選手もいます。そこで一貫して中長期の強化を行いたい。(プレーヤーディベロップメントコーチを務めるブルズのマイカ・バーノを新たに迎え)トップチームはもちろん、U18やU17など各カテゴリーに顔を出してもらって、世界レベル、NBAレベルのワークアウトを選手はもちろん、若手のコーチにも見てもらい、指導者のレベルアップに繋がればと思っています」
桶谷ヘッドコーチはこの考えを体現すべく、魅力的な環境を作ることを大切にしていく方針を示した。「代表になりたいというか、この代表の練習に来たいと思わせることが僕たちは大切だと思っています。そのためにもどれだけこのコーチ陣、スタッフが良い練習を作っていけるかが一番大切なんじゃないかなって。ここに来たらこれだけ上手くなれるんだっていう、そういうものをしっかり提供できるようにしたいです」
選手が集まりたくなる場所を作ること。その積み重ねが日本代表をさらに強い組織へと成長させる。中長期を見据えた日本の強化はこれからも続いていく。
