三屋裕子会長、支援金は「選手を育てるために使いたい」
ソフトバンクは、ワールドカップに挑むバスケットボール日本代表チームの激励会を行った。
都内のソフトバンク本社で行われた激励会には、八村塁、渡邊雄太、比江島慎、篠山竜青、馬場雄大と日本バスケットボール協会の三屋裕子会長が参加。ソフトバンクからは支援金3億円が贈呈された。
支援金を受け取った三屋会長は、これまでの感謝とこれからの抱負を次のように語る。「結果が出なくて自問自答した日もありました。しかしあの時、夢のようだったワールドカップ出場、そして良い結果が残せるかもしれないという可能性すら思わせてくれるチームに今はなりました。それもこの3年間、ご支援いただいたおかげだと思います。あきらめずにご支援をいただいたソフトバンクさんに良かったと思ってもらえるような結果を残したいです」
また贈呈された支援金は、「第3、第4のNBA選手。第2の八村、渡邊を育てる、そしてBリーグを熱狂させるような選手を育てるために使いたい」と三屋会長はこれからの日本バスケの発展に使うと話すとともに、後ろに並んだ5選手を見ながら「ちょっと彼らにも分けたいな(笑)」とのジョークで会場を笑わせた。
ソフトバンク社員から激励の花束を受け取った篠山は、次のように意気込みを語った。「21年ぶりの自力での出場ということで、今いるメンバーはワールドカップに出場したことがなく、未知との戦いです。しかし、どんなときでも日本一丸となって戦い、世界を驚かせるプレーをしたいと思います。是非これからの日本バスケットボール界を一緒に盛り上げてください」
日本バスケットボール界は現在、これからの将来を見据えた上でもとても大切な時期にきている。厳しい時代が長く続いたが、今は日本人NBAプレーヤーが2人も誕生し、Bリーグも4年目を迎えますますの盛り上がりを見せている。この勢いを一時的なものにしないために、ワールドカップにおける日本代表の活躍は大きな起爆剤となるはず。大いに奮闘してもらいたい。