「チームから言われることに応えられるように準備を整える」
ペリカンズの指揮官、アルビン・ジェントリーは、2018-19シーズン途中の今年3月にドリュー・ホリデーをこんな言葉で称賛している。
「私は彼に多くを求めすぎている。平均40分プレーして、相手のベストプレーヤーをディフェンスした上で、20得点10アシストを求めている。さらにリーダーとしてチームを引っ張ってもらいたい。一人の選手への負担として多すぎるのは明らかだが、彼は一度だって不満を漏らさない。毎試合で結果を残してくれる」
ホリデーは、文句を言うどころか、それ以上のパフォーマンスを示すつもりで、オフの間も準備に余念がない。『The New Orleans Advocate』が、彼のオフのルーティンを紹介している。
朝、2歳の娘を預けてから練習に向かい、ウェイトトレーニング、瞬発力を鍛えるプライオメトリックスなど2時間のワークアウト。1時間の休憩を挟み、バスケットボールコートでシュート、ハンドリング、ボールムーブの練習を行い、最近では2対2の実戦練習も取り入れている。
ホリデーは語る。「実戦を想定して、コンスタントにやっている練習なんだ。トレーニングキャンプまでには、1試合40分プレーできる状態にしておく必要がある。そのために何をすべきか分かっているし、そのレベルに達するには、相当な準備が必要だ」
29歳になったホリデーは、今がまさに全盛期。昨シーズンはキャリアベストとなる平均21.2得点、5.0リバウンドを記録し、2シーズン続けてNBAオールディフェンシブチームに選出された。昨シーズン終盤にコアマッスルを痛めて手術を受けたが、すでに厳しいトレーニングをこなすまでに回復している。
今シーズンは、ドラフト全体1位指名を受けたルーキーのザイオン・ウィリアムソン、ロンゾ・ボール、ジョシュ・ハート、ブランドン・イングラム、JJ・レディックら新たな仲間が加わり、選手層も厚くなった。これでホリデーの負担も軽減すると見られているが、彼はプロとして、「48分プレーできる状態にするために練習している」と言う。
「それ以上になってもプレーできるコンディションを作るつもりだ。今シーズンは選手層も厚くなり、チームに貢献できるガードも増えたから、昨シーズンほどプレーする必要はないだろうね。それでも、求められれば応えられるように、準備を整えておくよ」
Jrue Holiday scores 32 PTS & dishes out 14 ASTS for the @PelicansNBA. #DoItBig pic.twitter.com/xO355eN8Es
— NBA (@NBA) December 4, 2018