カール・アンソニー・タウンズ「今は悔しがればいい」
CJ・マッカラムのクラッチショットを浴びて1点ビハインドとなった残り12.5秒、ジェイレン・ブランソンがオニエカ・オコングを攻めるアイソレーションを作り出した時点で、ニックスファンは逆転勝利を確信したことだろう。スイッチを強いた結果、それまでブランソンをしつこくマークしていたニキール・アレクサンダー・ウォーカーを引き剥がすことができた。ブランソンは右からのドライブを得意としており、ペリメーターでの1対1であればスピードで振り切ってシュートに持ち込むことができる。
しかし、ブランソンはオコングを抜くことができず、ベースライン沿いに押し込まれた。ジョシュ・ハートがすかさずパスを受けられる位置に入るが、その動きを追っていたジョナサン・クミンガにスティールされて万事休す。
ニックスを率いるマイク・ブラウンは「サイドを空けてジェイレンが一番得意な形を作ることができた。あとは決めるだけの状況だったが……」とチャンスを逃したことに肩を落とす。
ブランソンはさらに落ち込んでいた。「オコングを抜こうとしたけど抜けず、ジョシュがカットするのが見えた時には僕はバックボードの裏側にいて、パスを出すしかない状況だった。右からのドライブは何度も決めてきたけど、今回は決められなかった」
OG・アヌノビーは自分のためのセットプレーを用意されなくても、3ポイントシュート4本成功とタッチ好調で、オフェンスリバウンドに飛び込んでのセカンドチャンスも何度か決めて29得点を挙げた。他の選手のタッチが冷え込んでいる状況で、彼にもっとボールを預けても良かったはずだ。カール・アンソニー・タウンズはシーズンを通してブランソンとチャンスを分け合ってきたが、この試合では終盤の勝負どころでコーナー待機に終わるポゼッションが多かった。ホークスのスモールラインナップに対し、タウンズの高さを効果的に使えていれば、イージーな2点のシチュエーションをもっと作れていたはずだ。
ブランソンは得点を挙げる責任を一人で担おうとした感がある。一方でホークスは、マッカラムがハートのマークに苦しめばジェイレン・ジョンソンがハンドラーの役割を引き継ぎ、クミンガの1対1も効果的に織り交ぜて攻撃に厚みを出した。
JALEN BRUNSON PUTS THE KNICKS AHEAD.@nyknicks 108@ATLHawks 105
WHAT A PLAY FROM THE CAPTAIN. pic.twitter.com/6yIs3I3G3t
— NBA (@NBA) April 24, 2026
とはいえ、終盤にリードチェンジを繰り返す展開で、結局は1本のシュート、1本のリバウンドが、最後はブランソンのターンオーバーが勝敗を分けた。ブランソンは「ホークスのディフェンスは素晴らしかった。プレッシャーを掛け続け、何をするにも厄介になるよう仕向けてきた。キャッチ&シュートのチャンスを作れたと思っても、クローズアウトが非常に激しい。そこは称えるべきだ」と語る。
これで1勝2敗、第6シードのホークスにリードを許した。「今日のことは今日で終わらせて眠り、明日を全く新しい日として迎えたい」とブランソンは言う。「楽しめることを見付けて、そこから立ち直る。明日の朝、起きた時にはポジティブなエネルギーを持っているようにしたい」
不完全燃焼に終わったタウンズも「勝つチャンスを自分たちで作ったけど、結果がすべてだ。悔しいけど、その感情は僕たちが本気だという証拠だから、今は悔しがればいい。そして顔を上げて、次の試合では絶対に勝つんだ」と話す。
ショックの大きな敗戦を、選手はそれぞれ自分なりに受け止め、次の試合での巻き返しを誓う。指揮官ブラウンは「我々が戦っているのは7戦シリーズだ」と語った。「ベストなプレーができず、勝つチャンスを逃した痛みは胸に突き刺さる。その痛みを感じながら、次の試合に向けて集中し直すんだ」
