写真=FIBA.com

東京オリンピックでの日本代表のメダル獲得に期待

6月9日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会において、3人制バスケットボールの『3×3』(スリーバイスリー)が2020年の東京オリンピックの正式種目として採用されることが決定した。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は「私たちバスケットボールファミリーにとって、この上なく名誉なことであり、またうれしいこと」とのコメントを発表している。

『3×3』はもともと、ボール1つ、フープ1つで楽しむことのできるストリートバスケのカルチャーだった。FIBAはこの3人制バスケの規則を作り、競技として発展させていくことに、この10年間尽力してきた。

5人制バスケ以上にスピーディーでエンタテインメント性の高い『3×3』。自国開催のオリンピックの正式種目となったことで、観戦するスポーツとしても、実際にプレーする競技としても、これまで以上に我々に身近なものになりそうだ。

また、競技としての発展だけでなく、2020年でのメダル獲得にも期待がかかる。日本のFIBAランキングは男子が10位、女子が15位。ここからの3年間で強化を進めれば、十分にメダルが狙える。5人制バスケから転向する、あるいはどちらもプレーする選手が増えるか、あるいはストリートからオリンピック選手が出てくるか。男女の日本代表の今後にも注目だ。