文=丸山素行

報告会には栃木県知事も登場「200万県民の誇り!」

栃木ブレックスがB1優勝を決めてちょうど1週間後の昨日、優勝パレードと優勝報告会を開いた。選手の姿を一目見ようと、栃木県庁から宇都宮市役所までのパレードには3万人が終結。優勝報告会では会場のキャパシティいっぱいの2000人が参加した。

2部構成となった報告会、1部ではBリーグ初代チャンピオンの栄誉を称え、表彰式が行われた。

栃木県の福田富一知事は「200万県民の誇りでございます。感動! 感動! 感動! ブレックスのみなさん、そして毎試合アリーナを埋め尽くしたイエロー軍団のおかげでございます。感動をありがとう!」と祝福の言葉を送り、チームに『スポーツ功労賞』を授与した。

さらに栃木県議会の小林幹夫議長は「この快挙は栃木県の誇りであります。ここにいる熱い、熱い応援団の皆さんが熱い応援をしたから優勝したんですよね、ありがとうございます! 優勝おめでとうございました」と祝辞を述べた。

田臥「僕らがありがとうの気持ちでいっぱいです」

2部ではファイナルの映像を集まったファンとともに観戦しながら、選手たちのフリートークが繰り広げられた。一度は見たはずの映像ではあったが、得点シーンが写されるとあたかも初見のように歓声が上がった。

再び勝利の瞬間を分かち合った選手たちは、最後に一言ずつ感謝の挨拶を行った。

前村雄大
「いろいろな方々の支えにより、こんなに盛大なイベントができたことうれしく思っています。皆さんのおかげで優勝できました、ありがとうございました」
遠藤祐亮
「シーズンを通して熱い応援ありがとうございました。レギュラーシーズンはもちろんなんですけど、チャンピオンシップの時のほうが皆さんの力を感じました。皆さんのおかげで勝ち取れた優勝だと思います。またあの舞台に立ちたいと思うのでこれからも熱い応援よろしくお願いします」
須田侑太郎
「長いレギュラーシーズンでしたけど、皆さまのおかげで戦い抜くことができました。皆さんの笑顔を見ることで、あらためて優勝して良かったと思います」
渡邉裕規
「僕は4年前に来たんですけど、実はこういうふうに優勝できるとは思ってませんでした。でも本当にいろんな人の悔しさだったり、思いが僕たちを優勝に導いてくれたんだなと思います。素晴らしい景色を見ることができて最高です」
青木ブレイク
「1年間チームをサポートしてくれてありがとうございました。このチームに受け入れてくれたチームメートにも感謝したいと思います」
橋本晃佑
「ファンのみなさんのおかげで優勝できたと思っています。自分としては早くケガを治して戻ってきたいと思います」
トミー・ブレントン
「優勝はファンの皆さん、スタッフ、このコミュニティーのサポートがなければできることではなかったと思うので、とてもうれしく思います。副キャプテンとしてみなさんにお礼を申し上げたいと思います。みなさんのエナジーを受けて優勝できました。ありがとうございました」
古川孝敏
「苦しい時期もありましたけど、皆さんが僕たちのことを信じて応援してくださって本当に励みになりました。皆さんと一緒にチャンピオンになれて、何回も言ってますが本当に最高です」
熊谷尚也
「皆さんとシーズンを笑って終えることができて良かったです。1シーズンたくさんの応援ありがとうございました」
門馬圭二郎
「シーズン途中からの合流だったんですが、温かい声援をいただいて感謝してます。本当に日本一のファンだと思いますし、あんなに大きな声援を聞いたことがなかったので感動しました。たくさんの応援、ありがとうございました」
ライアン・ロシター
「コンニチワ。特にファイナルの代々木ではホームゲームのように感じることができました。それはたくさんの方が駆けつけてきてくれたからだと思っています。1シーズンありがとうございました」
ジェフ・ギブス
「ケガのため予定より早く帰ることになってしまった。22点差を跳ね返した千葉戦が印象深いよ。皆さんのおかげで優勝できました、ありがとうございます」
生原秀将
「こうやって最高の形で終われたことができてとても嬉しく思います。また来シーズン、再来シーズンもずっとブレックスが優勝できるようにお互い頑張っていきましょう。ありがとうございました」
落合知也
「Bリーグ初代王者の落合知也です。素晴らしい仲間と素晴らしいファンと素晴らしいスポンサーと素晴らしいスタッフとみんなで、栃木でつかみ取った優勝だと思います。ウィーアーチャンピオン!」
田臥勇太
「クォーターファイナルから、セミファイナル、ファイナルとあれだけの一体感の中でプレーしたことはなかったです。それだけチーム一丸となって、そして皆さんと一緒に戦えたからこそ優勝をつかみ取ることができました。そして皆さんから『ありがとう』とたくさん言われるんですけども、僕らがありがとうの気持ちでいっぱいです。本当に1シーズン、ありがとうございました」
トーマス・ウィスマン
「2010年に1回目の優勝をした時に、日本代表のコーチを受けるということで一度チームを離れましたが、その時に必ずまた戻って来る、そしてもう一度優勝しようという約束をしました。それを叶えることができたのはこのチームとスタッフ、皆さんの力があったからこそだと思います。イッショニ、ユウショウ、3カイシマショウ!」

こうしてBリーグ初年度を優勝という最高の形で締めくくった栃木の1年が終わった。王者として、来シーズンはどんな物語を紡いでくれるだろうか、すでに2年目のシーズンが待ち遠しい。