デビュー戦を上回るパフォーマンスを披露
NBAサマーリーグ、ウィザーズの八村塁がネッツ戦に登場。先発出場し、チームハイの19得点を記録する活躍を見せたが、チームは85-88で敗れた。
立ち上がりから積極的にシュートを狙う八村は、ゴール下でのパワープレー、2本の3ポイントシュートを放つが、これが決まらない。チームとしてもシュート精度が上がらず、流れが悪い状況でベンチに退いた。
第2クォーター開始3分、再びコートに立った八村はゴール下にパスを要求し、合わせからタップシュートを決めて初得点を記録。
これで調子を上げた八村は得意とするミドルシュートも沈め、ブロックショットを記録するなどチームを牽引し、前半終了間際にもフリースローを2本沈め、11得点を挙げてリードを奪った。
だが後半に入ると、チームとともに失速する。連携からファウルを誘発することはあっても、なかなかボールに絡めず、シュートアテンプトは0に終わった。チームプレーに従い、適切なポジショニングを取り続けるが、タフショットに持ち込むチームメイトを見守るしかなかった。
それでも、試合終盤に八村が違いを見せる。残り26秒、5点ビハインドで迎えた、タイムアウト明けのスローインの場面。ゴール下でポジションを取った八村はファウルを誘発。時間をかけられない状況で、最適なプレーを遂行し、フリースローを2投成功させた。その直後にも、味方のドライブに合わせ、豪快なダンクシュートを決めて2点差に迫った。
Rui with AUTHORITY! pic.twitter.com/nu557UVk3R
— Washington Wizards (@WashWizards) 2019年7月9日
八村を起点に最後まで粘りを見せたウィザーズだったが、同点を狙った3ポイントシュートをブロックされ、わずかに届かなかった。
八村は29分間の出場でフィールドゴール14本中6本成功、フリースロー8本中7本成功の19得点7リバウンド1ブロックを記録。
サバイバルの状況で結果を残したいと皆が思う中、ボールに絡めない時間が長くあっても忠実にプレーし続けた姿勢は評価されるはず。そして、劣勢の終盤にシュートを任せられるなど、チームからの信頼を得ていることもうかがえる。
試合に慣れ、右肩上がりに調子を上げる八村にこれからも期待したい。