Bリーグ

開幕戦はファイナルと同じ舞台、横浜アリーナで開催

Bリーグは今日、2019-20シーズンのスケジュールとともに、10月3日(木)に川崎ブレイブサンダースvs宇都宮ブレックスのオープニングゲームを横浜アリーナで行うことを発表した。

この発表会見には川崎から篠山竜青、宇都宮から遠藤祐亮が登場。このカードを紹介した大河正明チェアマンはこのような言葉でオープニングゲームを紹介した。「1シーズン目の初代王者の決定戦で篠山選手のパスが惜しくも外れ、遠藤選手が最後にフリースローを1本決めて勝ちきった。あの時の篠山選手の悔しさを晴らしてもらいたいと思って、このカードにいたしました」

これを受けて篠山は「初年度のあのシーンはもちろん忘れられないシーンですし、チェアマンが『篠山選手の悔しさを晴らしたい』と言ってくれているので、これは晴らさせてもわらないといけません。また、リーグ主幹の中立地のアリーナでの試合は非常に白熱した試合をお見せしないといけない、という責任感も高まっています」と力強くコメントした。

これを受けて、遠藤は「篠山選手とリーグとの癒着がすごいなと思います(笑)」とやり返す。「それを覆せるように頑張ります。開幕戦を自分たちができることは光栄ですし今、盛り上がっているBリーグにさらに火をつけられる試合を行いたい」と、開幕戦への意気込みを語った。

2016年9月にスタートしたBリーグは、このオープニングゲームで4年目のシーズンの幕開けとなる。大河チェアマンは「1人でも多くの方に来てもらいたいので大きなところでやります」と横浜アリーナを選んだ理由を説明。「初代王者を決めた試合内容は接戦でしたが、観客席は7、8割が(宇都宮のチームカラーの)黄色でした。これが今度の開幕戦でどう変わるのか。企業チームから変わってきた川崎のファンが栃木のファンよりもたくさん来るぐらいになっていたら、Bリーグを3年間やっていて良かったなと思えます」

NBAに挑戦する日本人選手や日本代表の目覚ましい活躍があり、日本におけるバスケットボールの注目はこれまでにないほど高まっている。Bリーグは4年目の開幕に最大限の注目を集めるべく、とどろきアリーナではなく過去2シーズンのファイナルの舞台となった横浜アリーナを抑え、川崎vs宇都宮という好カードを設定した。このオープニングゲームを皮切りに、今まで以上に盛り上がりを見せるシーズンになることを期待したい。