
グリーンは1週間、ブッカーは4週間の戦線離脱に
現地1月23日のホークス戦は、サンズにとって悔しいの一言では表現できない試合となった。ケガからの復帰2試合目となったジェイレン・グリーンがケガを再発させ、後半にはエースのデビン・ブッカーを失った。
第3クォーター終盤、ブッカーはプレーが途切れたタイミングで相手選手と衝突。それほど激しい接触ではなかったが、集中を切らしていた瞬間に当たったことで右足首をひねった。コートに倒れて痛みに悶絶したブッカーは、仲間に支えられてロッカールームへと下がった。
その直前にサンズはブッカーの連続得点で91-84とリードを広げて第3クォーターを終えていたのだが、ブッカーにボールを集める第4クォーターの直前で彼を失い、混乱したまま入った第4クォーターには12得点しか奪えずに逆転負け。「ケガがなければ負ける試合ではなかった」という呆然とした思いが残る敗戦だった。
グリーンは右足ハムストリングに張りを感じたため、ケガを悪化させないためにプレーを中断した。そもそも彼は開幕前にこの箇所の肉離れを起こし、11月上旬に復帰したものの2戦目でケガを再発させ、今回の復帰までに2カ月半を要した。そしてこの試合が復帰から2試合目。途中出場から4分が経過したところ、爆発的な加速でマークをかわしてレイアップを決めるグリーンらしい得点を決めた直後に、彼はベンチへと下がった。
試合直後の会見の時点ではケガの詳細は分かっておらず、ヘッドコーチのジョーダン・オットは「検査の結果を待ち、最善を願うばかりだ」と語るしかなかった。
それでも指揮官は、チームの戦う姿勢については全面的に支持した。「試合を通して戦う姿勢を見せた。それこそが、このチームの力だ。第3クォーターはリズムをつかむのに苦労したが、スターターが良い流れを作り、セカンドユニットが素晴らしいパフォーマンスを見せた。第3クォーターの後半は今シーズンでも指折りのバスケを見せてくれた」
そこでブッカーとグリーンがケガをするのは不運に尽きる。「1試合で主力2人を欠くのは辛い。彼らの気持ちを考えると胸が痛いよ。ブッカーは完全にゾーンに入っていた。だからこそあのタイミングでのケガは気の毒だ。ジェイレンも復帰するために毎日のリハビリを懸命にこなしてきた。それなのに、またバスケを奪われてしまう。とにかく最善の結果を待つのみだ」
サンズはこれで6試合の遠征を3勝3敗で終えた。「3勝を挙げられたのは良いことだし、負けた3試合も強豪相手に接戦をどう戦うかを学ぶことができた。収穫の多い遠征だったし、ホームゲームの多い2月に巻き返したい」とオットは言う。「ただ、ようやく全員が揃って一歩を踏み出したところでまたケガだ。辛いけど、ネクスト・マン・アップの精神で前に進むしかない」
新体制となったサンズはブッカーを中心に若手がアグレッシブに戦うチームに生まれ変わった。これまでもケガ人を抱えながら良い戦いを続け、ようやく全員が揃ったところで中心選手2人を失うことに。グリーンは1週間、ブッカーは4週間ほどの離脱となる見込みだ。
それでも、プレーオフに進出して、そこで勝ち進むチームであるためには、誰かを欠いた時期を耐える選手層と戦い方の幅がなければならない。今シーズンのサンズは見事なV字回復を果たし、それが求められるレベルにまで達したと言える。経験あるグレイソン・アレンやディロン・ブルックスに加え、オソ・イガダロやコリン・ギレスピーが今まで以上の責任を背負うことで、この難局に立ち向かうことになる。