
八村塁が勝負どころで活躍、レイカーズが劇的逆転勝利
心の傷は時間とともに癒える。ルカ・ドンチッチはそれを実感したに違いない。マーベリックスからレイカーズにトレードされて、ダラスに戻る2回目の機会。現地1月24日のマブス戦の開始前、ウォーミングアップのためにコートに姿を見せたドンチッチを、多くのマブスファンが出迎えた。
前回は試合開始前にトリビュート映像が流された時点で涙を流したドンチッチだが、今回は笑顔でファンの歓声に応えた。試合開始時にはファンの数が増え、彼の名前がコールされると大歓声が上がった。
「いつだって感情が揺さぶられるよ。ファンの歓声には本当に感謝している。まだ感情的ではあるけど、前回よりは少し落ち着いたかな。ここにはたくさんの友達がいるし、選手もスタッフもいる。戻って来ることができてうれしい」とドンチッチは言った。
前半終了時点で、間違えてマブスのロッカールームへと数歩歩きだした。「そうだっけ?」と彼は笑顔ですっとぼけたが、これも古巣といかに強く結び付いていたかの証拠だろう。
前半の14点リードから、第4クォーター残り7分半で87-102の15点ビハインドとされる苦しい試合展開となったが、「すべての試合で勝ちたいけど、ここでの試合は僕にとって少し意味合いが異なる」との言葉通り、ドンチッチは33得点8リバウンド11アシストの活躍でチームを勝利に導いた。
「第3クォーターは本当にひどい出来だった。でも第4クォーターは特にディフェンスに集中して、アグレッシブにプレーした。それが逆転に繋がったんだと思う」とドンチッチは言う。
ドンチッチのディフェンスの集中は、他の試合よりも数段上だった。マブスはドンチッチを狙って攻めてきたが、そのたびに彼が相手を止めた。逆転に成功した終盤も彼の集中は途切れず、クーパー・フラッグのドライブを身体で止め、ナジ・マーシャルからオフェンスチャージを引き出すビッグストップを連発。その間には軽やかなダブルクラッチでのレイアップを沈めてもいる。
Lakers turned it up & sealed the win in the final frame ✔️ pic.twitter.com/IC7I2EGhOL
— Los Angeles Lakers (@Lakers) January 25, 2026
また、この試合では八村塁が17得点8リバウンドと活躍している。このところベンチスタートに回っている八村だが、5点ビハインドの残り3分から3ポイントシュートを決めてのバスケット・カウントをもぎ取り、ボーナススローも危なげなく決める。次のポゼッションではダブルチームを受けたドンチッチからレブロンへ、そこから出たエクストラパスを受けて3ポイントシュートを沈め、2ポゼッションで7得点を奪い、一気呵成の逆転へと持っていく大仕事を成し遂げた。
ボールタッチの回数が少なくても、勝負どころでビッグプレーを連発する八村の働きを、ヘッドコーチのJJ・レディックは「我々はみんな彼を信頼している。彼は素晴らしいシューターだよ。4点プレーに続く3ポイントシュートで、わずか30秒ほどで5点ビハインドを2点リードに変えてくれた。あの7点分の活躍はものすごく大きかった」と絶賛している。
第3クォーターの低調なパフォーマンスより、逆転して勝ったことをレディックは重視した。「バスケはミスのスポーツで、どうしてもミスは出るものだ。しかし我々は、正しいプレーを遂行するという意思を持ち続けた」
タレント力では他に負けないだけに、その意思を強く持ち続けることができればこのチームは負けないとレディックは信じている。この戦いぶりを継続させ、そこからさらに積み上げていけるかが、シーズン中盤戦のレイカーズのポイントとなる。