コートに出ていた際の得失点は『+18』、試合を支配
ソルトレイクシティでのサマーリーグ、グリズリーズの渡邊雄太にとっての2試合目はキャバリアーズが相手。初戦で20得点9リバウンドと大活躍した渡邊は、その翌日の第2戦は休養。中1日を置いての試合出場となった。
スタメンで出場した渡邊は立ち上がりからエンジン全開。ディフェンスリバウンドからボールプッシュして自ら持ち上がり、チームメートとのシンプルなパス交換で抜け出すと、ゴール下に待ち構えるディフェンスを軽やかなステップでかわしてチームの初得点を記録。続いてスピンムーブで相手との距離を作っての難しいジャンプシュートも沈めた。そして味方がスティールした瞬間に速攻へと走り出し、相手ディフェンスの裏を取って軽々とアリウープを成功させる。試合開始から3分半でチームの6得点すべてを渡邊が稼ぎ出して0-4から逆転した。
前半だけで10得点6リバウンド。後半にもチームメートとの連携から自らダンクを叩き込むなど、スタッツのペースは落ちても試合における存在感は変わらず。チームも後半はセーフティーリードを保ち続け、81-68で勝利した。
渡邊はゴール下への果敢なドライブをファウルで止められた際に足首を痛めて、ここでのフリースローを2本とも外すとベンチに下がり、ラスト2分半はプレーせず。痛そうではあったが助けを借りることなく歩いてロッカールームへと引き上げており、大事はなさそうだ。
約25分のプレーで12得点9リバウンド2アシスト。コートに出ていた際の得失点は『+18』、この試合でも両チームを通じてトップの数字で攻守における試合への影響の大きさを示した。
これでソルトレイクシティでのサマーリーグは終了。すぐにラスベガスでのサマーリーグが始まる。この日に発表されたラスベガスでのロスター15名にも渡邊はもちろん名を連ねた。
That play couldn't have been more ?@wacchi1013 | #GrizzSummer pic.twitter.com/eClK6EOXPd
— Memphis Grizzlies (@memgrizz) 2019年7月4日