ブランソン34得点に続いたのはクラークソンとコレック

NBAカップで優勝し、東カンファレンス2位と好調のニックスに対し、昨シーズンの快進撃が嘘のように攻守に空回りが続いているキャバリアーズの顔合わせとなったクリスマスゲームは、キャブスがリードしてニックスが追い上げる展開が続き、最後は勝負強さを発揮したニックスが126-124で勝利しました。

オフボールムーブでディフェンスを動かし、ボールを持ってからの判断が早いサム・メリルが戻ってきたことで、キャブスのオフェンスは早いテンポでボールが回り、ドノバン・ミッチェルのドライブからの展開も機能して、早々に15点のリードを奪います。しかし、ベンチメンバーが増えてくるとオフボールムーブが減り、さらにディフェンスでもロンゾ・ボールがジェイレン・ブランソンへのシュートチェックでフレグラントファウルを取られてしまい、良い流れが止まります。

ニックスは直近の試合でベンチメンバーが活躍したこともあり、ビハインドの状況でも躊躇なく選手交代を行うようになってきました。第2クォーターになるとジョーダン・クラークソンの連続3ポイントシュートで点差を詰め、ミケル・ブリッジスがブロックショットからカウンターに走って逆転。前半はニックスが2点リードで終わります。

第3クォーターになるとキャブスのジェイロン・タイソンが中外で暴れまわり、次々に得点を生み出していき、再びキャブスが2桁のリードを手にするのですが、第4クォーターはミッチェル・ロビンソンが何度もオフェンスリバウンドを奪い、タイラー・コレックが3ポイントシュートを沈め、ニックスが再び追い付きます。両チームのベンチメンバーが奮闘し、白熱した展開で試合は終盤へ。

残り1分でブランソンがタフな3ポイントシュートを決めてニックスがリードを奪うと、コレックのシュートミスにカール・アンソニー・タウンズが飛び込んでリードを広げます。キャブスはミッチェルがダンクで取り返しますが、ニックスもカウンターからOG・アヌノビーのダンクで勝負を決めました。

ニックスはクラークソンが25得点、コレックが16得点、さらにロビンソンが8つのオフェンスリバウンドとベンチメンバーの好調が目立ちました。スターターのプレータイムが長くなるのが昨シーズンまでのニックスでしたが、今シーズンは一味違うことを示したクリスマスゲームでした。