全体1位指名のザイオンの年俸は10億円超え
ウィザーズからドラフト1巡目9位指名を受けた八村塁。このまま契約をしてNBA選手となれば、彼はどれぐらいの収入を得ることになるのだろうか?
NBAでは『ルーキー・スケール』という新人選手の年俸規定がある。1位指名選手の場合、1年目の契約は約812万ドル(現在のレートで約8億7000万円)で、2年目は約852万ドル、ここからチームオプションとなる3年目は893万ドル。この目安(スケール)から上下20%の金額をクラブはオファーできる。
ペリカンズから全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソンは、おそらく彼へのリスペクトも込めて120%の提示を受け、1年目で974万ドルの契約となるだろう。3年間での総額でおよそ33億円という巨大な契約となる。それでも、レブロン・ジェームズと比較されるほどの『NBAの顔』候補であるザイオンと契約できるなら安いものだ。ウォリアーズのステフィン・カリーは単年で約4000万ドル(約43億円)を稼ぎ出している。
それでは八村はと言うと、1巡目9位指名の『ルーキー・スケール』は1年目が約370万ドル、ここから390万ドル、409万ドルと毎年増えていく。ウィザーズがチームオプションを行使した場合の4年目の契約は、3年目の契約の27.4%増し、5年目にはそこからさらに35.5%を積み上げることができる。
つまり、ルーキーイヤーの年俸は最大で370万ドルの20%増し、440万ドル(約4億7000万円)。規約上で認められる5年目の年俸は最大で約9億円となる。いずれにしても1巡目の上位指名を受けられた時点で『1億円プレーヤー』の壁を軽々と飛び越えることになる(もちろん、昨日に発表された日清食品とのグローバルパートナーシップなど、オフコートでの収入も相当に見込めることとなる)。
それでもここからは単年で見た年俸よりも、チームに必要とされ、ファンの信頼を勝ち取り、長く太いNBAキャリアを築くことが大事。収入はもちろん、オンコートでのプレー、オフコートでの立ち居振る舞いも含めて、八村塁がこれからすべてのバスケットボールファンに向けたロールモデルになってくれると期待したい。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日