5月27日に誕生するBリーグ初代王者まで『あと3勝』
Bリーグのポストシーズン最初の週末、チャンピオンシップのクォーターファイナル4試合が行われ、各地で熱戦が繰り広げられた。
B1全体勝率1位の川崎ブレイブサンダースは、土曜の第1戦に続いて立ち上がりから猛スパート。サンロッカーズ渋谷を相手に前半で『ほぼダブルスコア』の51-26と圧倒した。SR渋谷も後半から立ち直り、終盤に8点差まで巻き返したが、それが精一杯。昨シーズンのNBL優勝に続く『連覇』を狙う川崎が、連勝でセミファイナルに駒を進めた。
全体2位の栃木ブレックスは、オールジャパン覇者の千葉ジェッツと対戦。戦術面での完璧な準備が功を奏し昨日の第1戦を制して迎えた第2戦、千葉の猛烈な勢いに第1クォーター終了時点で20点ものビハインドを背負う。それでも田臥勇太を中心に経験豊富な選手が揃う栃木は動じることなく守備から立て直して反撃を開始。逆に千葉は追われるプレッシャーに耐えられず、悪い流れの中で自滅することに。Bリーグ初代王者を目指す気持ちは同じでも、『オールジャパンのリベンジ』というモチベーションを上積みしていた栃木が連勝。躍進した千葉のシーズンはここで終わった。
シーホース三河は、レギュラーシーズン最終節にチャンピオンシップ出場を決めて勢いのある琉球ゴールデンキングスを迎えた。第1戦は金丸晃輔の得点力が爆発して勝利。そして今日も、スピードと勢いで挑む琉球に対し、三河は高さと強さのディフェンスで対抗する展開に。特にオン・ザ・コート「1」の時間に自分たちの強みを押し出し、健闘する琉球を退けた。派手さは欠くかもしれないが芯の強い三河が、試合巧者ぶりを見せ付けての連勝となった。
アルバルク東京は三遠ネオフェニックスと対戦。第1戦は勝利したものの、ジョシュ・チルドレスのアタックとリバウンドに苦しめられた。勝ってなお今日の第2戦に向けてきっちりとアジャスト。相手の強みを発揮させなかった。またディアンテ・ギャレットのシュートタッチが悪い時間帯に、ギャレットがパスの出し手に回ったことで田中大貴の連続得点を呼び込むなど、チームが一つにまとまっての価値ある勝利だった。
川崎vsA東京はとどろきアリーナにて、5月19日(金)19時05分、20日(土)14時05分に試合開始。栃木vs三河はブレックスアリーナで、20日(土)13時05分、21日(日)12時05分に試合開始となる。
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