かつては『レブロン』や『カイリー』も人気に
今シーズンのMVP最終候補に挙げられているバックスのヤニス・アデトクンボは、人気も実力も兼ね備えた、次世代のNBAを担うスーパースターだ。その影響力はバスケットボールを超えた領域にまで及び始めている。
『USA Today』が伝えたアメリカ社会保障局の調査によれば、『ヤニス』という名前の人気が年々アップし、2015年にアメリカ国内で生まれて『ヤニス』と名付けられた子供は5名にも満たなかったそうだが、2018年には61名にまで増加したという。
著名人の名前を我が子に付けるのは珍しいことではない。ただ、近年で話題となった『ヤニス』はアデトクンボしかいない。それだけの影響力が彼にはあるということだ。
『USA Today』によれば、2011年のドラフト全体1位指名を受けたカイリー・アービングのファーストネームも、同年をきっかけに人気が上昇。2010年に生まれた『カイリー』はわずか27名だったのに対し、2011年には138名、そして2018年には1638名にまで急増。『カイリー』という名前はこの10年で約50倍に増えたそうだ。
では、現役最強選手であるレブロン・ジェームズはどうだろうか。彼がドラフト全体1位で指名された2003年の翌年から『レブロン』という名前の子供が増え始め、2007年には110人の『レブロン』がアメリカで誕生した。しかし、その年以降は年々減り始め、2018年に『レブロン』と命名された子供の数は32名だったとのこと。
1980年、日本では夏の全国高等学校野球選手権大会をきっかけに国民的人気を得た早稲田実業の荒木大輔にちなんで、生まれた息子に『大輔』という名前をつける親が急増し、『大ちゃんフィーバー』と呼ばれる社会現象を巻き起こした。それから26年後の2006年にMLBレッドソックスに移籍した松坂大輔は、その一人だ。
もしアデトクンボがシーズンMVPを受賞すれば、アメリカ、いや世界規模での『ヤニス・フィーバー』が巻き起こるかもしれない。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日