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『Twitterアカウント乗っ取り事件』の真相は!?

先日、ニックスのクリスタプス・ポルジンギスは、突然Twitterで笑顔の顔文字とともに「LA Clippers」のメッセージを投稿。ニックスとの関係悪化がささやかれており、水面下でトレードの打診が複数届いていると噂される状況で、本人がクリッパーズ行きを示唆するような『事件』に彼の周囲は騒然となった。

しかし本人は「アカウントを乗っ取られた」と説明。「僕はスマイルマークなんか使わないよ」と騒動の鎮静化を図ったが、ここに思わぬ横やりが入った。

その選手とは、思ったことをそのまま言葉にすることで知られるウォリアーズのドレイモンド・グリーン。ポッドキャスト番組内で「嘘をつくな」とポルジンギスを一喝している。

「クリスタプス、悪いけど、お前の言うことなんて誰も信じないぞ。お前のアカウントはハッキングなんてされていない。クリッパーズに移籍しようとしているんだろ」

もちろん、グリーンの主張がこれで終わるわけもなく、「お前は嘘つきだ」とも続けた。

「クリスタプス、お前は嘘つきだ。ハッキングなんてされていなかった。お前は酒に酔って本心を書いたんじゃないのか。少なくともお前はハッキングなんてされていない。これが事実だ」

ここまで断言するからには確固たる理由が必要だ。グリーンには1年前、Snapchatに男性器の画像を投稿した『前科』がある。グリーンは画像はすぐに削除し、「アカウントを乗っ取られた」と弁明している。この件についてグリーン本人が嘘だと明かしている。

「去年の夏は俺もそう釈明したけど、実は乗っ取られてなんていなかったんだ」

確たる証拠もないのにポルジンギスとニックスの溝をさらに深める言動をするのは理解できない。酒に酔って卑猥な画像を投稿したのは他ならぬグリーン自身かもしれない。

母国ラトビアに帰国したポルジンギスは、同国代表の一員としてFIBAヨーロッパ選手権に出場する予定。一部報道では、ニックスのクラブ運営、特に選手へのリスペクトを欠くフロントの態度に腹を立てており、ヨーロッパ選手権終了後も単独で行動し、トレーニングキャンプが始まる直前までニューヨークには戻らないとも言われている。ニックスとの関係が今後どう展開するか、先の読めない状況になっているが、少なくともグリーンの不要な横やりによりポルジンギス陣営が困惑していることだけは間違いない。