ロカス・ヨクバイティス

18分出場で12得点6アシスト5リバウンド、+21を記録

現地8月27日、ユーロバスケット2025が開幕しました。オープニングゲームとなったリトアニアvsイギリスは、前半にイギリスが激しいディフェンスでリトアニアのオフェンスを狂わせることに成功し、予想に反しての接戦となりました。しかし、後半にはリトアニアが自慢のオフェンス力を発揮し、94-70で勝利しました。

前半のリトアニアは3ポイントシュートをすべて外し、41-33の8点リードに留まりました。しかし、後半が始まるとロカス・ヨクバイティスがプルアップでチーム初の3ポイントシュートを決めると、ツーメンゲームからヨナス・バランチュナスへのアリウープパスを通します。

ヨクバイティスは守ってもスイッチ誘導された後のインサイドでフィジカルに守り切り、1on1からのドライブを粘り強く決めると、第3クォーター終了時点で点差を15点まで広げました。ところが、ファウルトラブルもあって彼がベンチに下がると、リトアニアは再び反撃を食らいます。

ディフェンスはツーメンゲームで簡単にミスマッチを作ってしまい、オフェンスではイギリスの激しいプレッシャーに煽られてミスを連発。インサイドの強さや連携の上手さでは明確に上回っているものの、イギリスの機動力に悩まされてしまいました。最後は速攻で点差を広げたものの、ハーフコートの構築力ではヨクバイティスの存在が際立った開幕戦となりました。

ヨクバイティスは18分のプレータイムで12得点6アシスト5リバウンド、オンコート時の得失点差は+21を記録。プレッシャーをかけられても焦ることはなく、オフボールスクリーンも使いながらディフェンスを剥がしてプレーを構築し、大きな違いを作り出しました。

19歳で代表デビューしてからリトアニアのポイントガードとして機能してきたヨクバイティスは、バルセロナやマッカビ・テルアビブで経験を積んで24歳となりました。ドマンタス・サボニス不在の今大会では、バランチュナスとともにリトアニアのキーマンとしてチームを引っ張ります。