6点差まで追い上げるも世界2位の壁は厚く

ブルノ(チェコ)にて開催されている『FIBA U19 女子ワールドカップ2025』。女子日本代表はグループフェーズ第2戦でスペインと対戦し、54-69で敗れた。

序盤から主導権を握られた日本は第1クォーターで9点のビハインドを背負ってしまう。それでも持ち直した日本は第2、第3クォーターを互角で戦い、11点を追いかけて最終クォーターへ。鈴木花音の連続得点に加え、粘り強いディフェンスで失点を防ぐと、残り4分18秒には堀内桜花の3ポイントシュートが決まり、6点差まで迫った。しかし、ここから2-11と一気に失速してしまい、格上撃破とはならなかった。

高さで劣る日本はトランジションで優位に立ちたかったが、スペインの26得点に対して9得点とスピードを生かしきれなかった。またターンオーバー数も23とミスが目立ち、そこから27失点を許したことも響いた。3ポイントシュート成功率もチームで12.1%と不発に終わったが、オフェンスリバウンドで相手に簡単に流れを渡さない場面が見られたのは収穫と言える。

グループフェーズ第3戦は2敗のアルゼンチンが相手。FIBAランキングでも31位と格下なため、しっかりと勝ちきり決勝トーナメント進出を決めたい。