ヤニス・アデトクンボ

「あきらめることなんてできるわけがない」

カンファレンス・ファイナル初戦から2連勝までは良かったものの、第3戦からの3連敗で追い詰められたバックス。だが、エースであるヤニス・アデトクンボは、チームの力を信じている。

99-105で敗れた第5戦後、アデトクンボは「腹が立っているよ。嘘は言わない。腹が立っている。でも、前を向かないといけない」と語った。

「チームメートを励まさないといけない。『まだ2試合ある。俺たちにならやれる』とね。自分たちは、シーズンを通じて良いプレーを続けてきた。今は腹が立っているけれど、これは終わった試合。チームの力を信じて、これまでにやってきたことを信じて、チームメートの士気を上げたい」

勝負をあきらめるようなことはあるか、という質問を受けたアデトクンボは、「ウチはあきらめない」と、質問を遮るように答えた。「自分たちは、リーグベストのチーム。次の試合でも全力を尽くす。あきらめることなんてできるわけがない。この怒りの気持ちを持ったまま、ミルウォーキーに戻ってくる。とにかくあきらめるわけがない。全力を尽くさないといけないんだ」

とはいえ、2018-19シーズン初の3連敗をこの時期に喫したのは、精神的なダメージにも繋がりかねない。それに第6戦では、第3、4戦と同様に、トロントの熱狂的なファンが異様な雰囲気を作り出し、バックスの心を折ろうとしてくる。

シーズンで最も重要な時期に最大のピンチに直面したバックスが立ち直れるかどうか、25日の第6戦では、バックスの勝利に対する気持ちの強さが問われる。