
5選手が2桁得点のチーム総合力で群馬を退ける
三遠ネオフェニックスはホーム浜松アリーナで群馬クレインサンダーズを迎え撃ち、第1戦を83-80、第2戦を93-84と2連勝でチャンピオンシップのセミファイナル進出を決めた。
2シーズン連続でチャンピオンシップ出場を果たした三遠とクラブ初のチャンピオンシップを戦う群馬によるこのシリーズ、第1戦同様に拮抗した展開となるも、第2クォーターに入ると三遠の地力が徐々に見え始める。佐々木隆成、大浦颯太の日本人ポイントガード2人が前半だけで2桁得点、今シーズン限りで現役を引退する柏木真介が高いディフェンス強度を見せた第1戦に引き続き、オフィシャルタイムアウト突入前の大事な場面で佐々木の3ポイントシュートに繋がるオフェンスリバウンドを取るなど存在感を発揮する。こうして三遠が50-32と大きくリードして前半を終える。
それでも後半は群馬が反撃する。藤井祐眞がファストブレイクからの3ポイントシュートを積極的に狙い、このクォーターで10得点2アシストの活躍を見せると、それに呼応するようにオフェンスを牽引するトレイ・ジョーンズがスティール、ブロックとディフェンス面でも貢献し、4点差まで猛追する。
しかし、三遠は大野篤史ヘッドコーチの巧みな采配でフレッシュな選手を投入し続けて攻守の強度を落とさず、点差を詰められてもリードチェンジは許さない。
群馬は今シーズンキャリアハイの3ポイントシュート成功率を叩き出した辻直人がこの試合では5本中成功わずか1本と不発で得点が伸び悩む。対する三遠は相手に的を絞らせないオフェンスでコート上の選手が次々に得点を重ねて群馬を退けた。
三遠はクラブ初のセミファイナル進出を勝ちとり、琉球ゴールデンキングスをホームで迎え撃つこととなった。
【対戦カード】三遠ネオフェニックス vs 琉球ゴールデンキングス
【会場】浜松アリーナ
【日時】GAME1:5月17日(土)13:05
GAME2:5月18日(日)13:05
GAME3:5月19日 (月)19:05